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「南九州」

横山横山
 先日、初めて南九州に行ってきました。 宮崎空港までは、飛行機で約1時間「結構、近いやん!」でしたが、空港に降り立った途端、平凡ですが、「正に南国」。気温はあまり変わらないのに、日差しが違います。

レンタカーを借り“青島神社”へ、今は島まで橋が掛かっていますが、以前は安芸の宮嶋やモンサンミッシェルのように引き潮の時だけ行ける神様の島だったと無料のボランティアガイドさんが教えてくれました。

宮崎県の観光地には、あちこちに無料のガイドさんがいらっしゃるそうです。熱帯性の植物が自然に生い茂る中にある神社は、今まで経験した事の無い異空間でした。お昼は青島漁協直営のレストラン(雰囲気は大衆食堂)で、寿司と伊勢海老を頂きました。ここは、安いし新鮮で美味しく、お勧めです。

その後、九州旅行のポスターで有名な、崖の急な階段を降りた洞窟内にある、“鵜戸神宮”へお参りし、“都城島津邸”を見て、霧島温泉へ。関西の温泉ではなかなか嗅げない強い硫黄の匂い、霧島連邦の火山から湧き出している温泉を実感しました。

 翌朝、霧島神宮へ行ったのですが、南九州は神話の故郷で、鵜戸神宮は、神武天皇のお父さん、青島神社はそのお父さん、そして霧島神宮は、又、そのお父さんが祭られているそうです。観光パンフレットには、神様の家系図が載っており、ちょっとしたマイブームで、今「古事記」を読んでいます。(笑)

最近パワースポットというのが流行りだそうですが、背の高い木々に囲まれた神社は、とても清々しい気持ちになるので、これが「気」とか「パワー」なのかと思ったりしました。

 この後、知覧の武家屋敷群そして特攻隊基地を見学しました。武家屋敷群では風が強く火山灰で出来たシラス(白い砂)が舞い上がり、目や鼻を覆っていました。敵の侵入を防ぐために背を高くした生垣ですが、シラスホコリを緩衝させる防砂林の役目も有ったのでは?と思ったりしました。

特攻基地では、特別攻撃に出る前に、文字が読めるようになったばかりの小学生の息子に書いたというカタカナの手紙が印象的でした。

そして、今回最も楽しみにしていた、指宿の砂蒸し風呂。外国人観光客も多く、砂の中に横たわっていると色んな国の言葉が飛び交っていました。

翌日、鹿児島市内の仙嶽園(島津藩の別邸、錦江湾や桜島を借景に取り込んだ庭が有名)でも、感じたのですが、外国人観光客が、日本全国あちこちに来ている事に驚かされます。

今や、外国人観光客=京都や奈良、ではなく本当に何処に行っても会うようになりました。安い飛行機が飛んだりした影響も大きいと思うのですが、そんな外国人観光客に、日本の素晴らしいところは、京都や奈良だけでなく全国に有るよと逆に教えてもらう気がします。

 又、結構、近いやんと思った宮崎県ですが、空港を降りてからが遠いのです。高速が通っていなかったり、新幹線からも外れ、高千穂峡など県北部への移動は大変そうです。前の宮崎県知事(あの有名な方です)の、「宮崎県をどげんか・・・」を思い出しました。

インターネットで各地の情報が簡単に得られるようになりましたが、そんな時代だからこそ、実際に行っ
て自分の目で見たいなと思います。面倒がらずに、あちこちに出かけて貪欲に見てみたいと思います。

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