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〜 子育ては親を育てる? 〜 続きです。

池田
教育形態が違う、全寮制の学校みたいな場所を色々と検索して、次男坊にも何度もゆっくりと話をして、
転校を真剣に考えていた時期もありました。

結果的には本人が転校を嫌がったので、無理強いはしませんでしたが、それでもなんとか本人はともか
他の生徒さんの邪魔だけはさせないようにと、何度も話し合い、学校へ再度お願いをして継続させて頂
ました。

妻にとっては、我が子が病名は何であれ“病気”の可能性が有ると言われた事の方がショックだったよ
ですが、いつも面倒を見て頂いている小児科の先生にその道の専門の先生をご紹介頂き診察を受けました。

診察結果は【多動症ではない】と診断して頂きホッとしましたが、専門の先生曰く【多動症ではないが、
多動症の気が有るので、よく子供の話を聞いてあげて下さい。】と言われたので、広い意味では、学校の先生に言われた分類に当たるのだろうと思いました。

中学の1 年生から続いた問題児ぶりは結果的に中学3 年生になっても、悪さの程度こそ違いはあれど、傍から見れば、何の進歩も無いような状態が続きましたが、最後はなんとか卒業をさせて頂けたのです。

中学1 年生から3 年間、誰もが面倒見たがらない問題児を自ら進んで担任として志願して頂いた先生には、本当に感謝しています。

おそらく、次男坊はあの担任の先生でなかったら、中学を無事に卒業出来る事もなく、違った道を未だに進んで、元の道に戻る事が出来たかどうか、分かりません。

次男坊は辛抱の出来ない、赤ちゃんみたいな性格なのに、そんな彼の性格を理解しようと努力して下さいました。授業をボイコットしたり、悪さを咎められたりした時にも、怒られた事に癇癪を起こしてしまい、
手がつけられなくなってしまい、先生から私の携帯に連絡が有るんですが、その時の第一声がこれです。

【すいません〜 お父さん、また怒り方間違えてしまいました! ついつい、カッとしてしまい、彼を切れ
させてしまいました! すいませんが、迎えに来てもらえませんか?】

いや〜 先生が謝る事では、無いでしょう。  といつも私が申し訳なくなるんです。こんな調子で3 年間、次男坊の面倒を最後まで見て頂いたのです。まだ、卒業して3 ヶ月程しか経ちませんが、私達夫婦には辛い3 年間だっただけに、卒業式の感動は忘れられません。
 
辛抱強く次男坊の担任を引き受けてくださった先生のおかげで、他の先生方も卒業する頃には、とても優しく接して下さるようになりました。学校の先生全員で【こいつは仕方がないかっ!】みたいな目で見て下さり、接して下さっているのが感じられた事は、出来の悪い子供を持つ親としては、本当に涙が出るほど嬉しかったのです。

そもそも、幼い時に甘やかして育ててしまった事で、辛抱が出来ない子供になったのだと思いますので、私達夫婦の責任は重大ですし、子育てとしてはダメ親でした。

ただ、そのおかげで、沢山の方々から熱いエールを頂いたり、沢山の先生方に助けて頂いたり、とにかく、沢山の方々にお世話になれた事は、結果として、子供だけの問題ではなく、私達夫婦を随分を強くして下さいました。 この場を借りてお礼を申し上げます。

池田


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