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パニック障害?!

西村大工
(西村)
 日が経つにつれ段々と寒くなってきました。我が家では奥さんが寒がりなため、もうコタツが登場してしまいました。電源を入れてなくてもじんわりと暖かく、ホッとするような懐かしいような感じです。コタツに入っているとついついテレビを見ながら寝てしまい、気がつくと朝方まで寝てしまう事もあります。

体調が良い時はいくらコタツで寝ても体調に変化は無いのですが、この歳になると少し気を緩めると体調を
崩してしまうので気をつけないといけないですね。それに電気代が高くなる、と奥さんに怒られます。だけどコタツは良いですよね。なんとなく日本人に合っていると思います。冬本番はまだまだなのに、今からこんな話をしていると寒さに負けそうです。

 現場監督をするようになって、点検のために床下に潜る機会が多くなりました。普段なら何の躊躇もなく潜っていたのですが、ある床下に潜って以来、布基礎(ヌノギソ:柱などの構造材の下だけにコンクリートの基礎があり、土間部分は土のまま)の床下が怖くなってしまいました。

そこの床下には基礎の人通口(ジンツウコウ:点検のため、基礎に人が通る幅を開けた通り道)が有るのですが、後から開けた開口らしく両手を万歳の状態にして、そのまま芋虫みたいに前に進んでいく位の大きさしかなくて、その開口が二つ続いてやっと目的の場所に到着し、ふと恐怖に駆られました。

閉じ込められたらどうしよう? とか、これからまた同じ穴をくぐって戻るのか? 等と考えた途端、急に
呼吸が荒くなり、今すぐに立ち上がって広いところに出たいと思い、思わず叫びそうになりました。

幸い、同じ通路を戻って何とか戻れましたが、今までこんな事は無かったので、なぜこんな事になったのかわかりません。やっぱりちょっと太ったことが原因でしょうか・・・?

床下で点検や作業をするシロアリの防蟻屋さんに、「急に恐怖を感じたらどうするんですか?」と聞くと、
目を閉じて2〜3回深呼吸をするか、そういう風になるのは昔の家が多い(布基礎が多い)ので、昔の家は大概、階段の下には床板が貼って無い事が多くて、そこは階段分の高さが有って立つ事が出来るので、そこに行って立ち上がって、しばらくジッとしていると言っていました。

本職の方でもこんな気持ちになるのかと少し安心しました。(私達も一応本職に入るのでしょうが・・・)
そんな事が有ってから何回か床下に潜りましたが、やはり息がしにくくなり早く戻ってしまいます。

よく映画の主人公が自分を鼓舞するために「出来る、出来る、お前ならやれる」と言っているのを観て、こんな事言う人なんていないだろうと思っていたけれど、床下に潜って、本当に言ってみると、意外と何とも無く潜れました。

一緒に行っていた軒がそれを聞いていて「さっき独り言言ってた?」と気持ち悪がってました。確かに自分でもちょっと変でした。何回か潜ってみてわかった事は、ベタ基礎(土間部分もコンクリートの基礎)の場合は気持ちに安心感が有り大丈夫です。何とか恐怖も克服出来そうなので、これからも床下に潜れそうです。

結構細い穴を何回か通っているので、奈良の東大寺にある、大仏様の鼻の孔と同じ大きさの穴の開いた柱を通れるんじゃないかと思い、今度挑戦してみようと思います。

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