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塗装メンテナンス

野球大好き・力じまんの現場監督 井元
井元
 消費税の増税が今年の4月に迫っている影響か、 塗装メンテナンスやリフォーム工事のご依頼が大変多くなっています。

リフォーム工事の場合、3月末までに工事が終了しないと消費税は8%になります。その後10%になると、
5%の差って、100万円の工事で5万円、200万円で10万円ですから、すごく大きい金額ですね。

「3月中に工事可能ですか?」とお問い合わせ頂くのですが、かなり厳しい状況になってきてます。池田住
宅の悪い所? というかご迷惑をおかけしている所ですが、一度にたくさん工事出来ないんですね・・・。

機動力?が無いのも有るのですが、たくさんの工事が重なると、どうしても管理不足になってしまう恐れが有るし、間違いが起きる可能性が多くなるので・・・。

 又、工期が掛かるというのも理由の一つかなと思います。例えば塗装メンテナンスの場合、一般的? に「足場を架けて1週間位。」とよく耳にしますが、池田住宅では、大体3週間。点検や雨などの予備日を入れると足場解体まで約1か月弱位は掛かっているんじゃないかと・・・。

塗装メンテナンスは、見た目を綺麗にする事以外に「雨漏りから家を守る。」というのが大きな目的です。塗装する事だけが工事内容ではなく、雨漏りしないための防水処理をしてから塗装するという事が大切で、外壁等のつなぎ目のコーキング(樹脂の埋め物)が劣化しているのに、それを打ち替えずに、そのまま塗装している場合をよく目にします。

表的に綺麗にしても、つなぎ目のコーキングが劣化したままだと、そこから雨漏りしてしまうので、何の
ために塗装したのか分からないですね・・・。

コーキング工事をすると乾くまで塗装出来ないので、その工程だけでも、そのまま塗るのと比べると工期が何日も変わってきます。特に気温の低い冬や日当たりが悪い場合等は、乾かすだけで数日掛かるので、全工期が1週間? と言うのは、計算が合わないような気がしますね・・・?

家造りは、有りと有らゆる職種が関わり、それぞれ専門の職人さんが工事をしています。「塗装したのに雨漏りが直らない。」という場合、塗装屋さんに直接、塗装メンテナンスを依頼されている場合によく見かけますが、決して塗装屋さんが手抜きをしている訳でも、悪い工事をした訳でも無いんですね。

塗装屋さんは「色を塗る」事が仕事で「雨漏りを直す」事は専門外で、仕事外なので関係無い事なんです。

屋根工事も同じです。家の基礎や構造に問題が有って、これ以上構造的に負荷を掛けてはいけないのに、屋根屋さんは軽い屋根から重い屋根に葺き替えたりします。

床下に潜って基礎を点検したりはしません。基礎の事は分からなくて当然だし、建築基準法に違反している訳でもないので、屋根屋さんは全く悪くありませんね。

車に例えると、エンジン性能も良いし、デザインも良い、でも、タイヤが無くて走る事が出来ない。
というような感じでしょうか?

家のメンテナンスというのは「トータルで考える。」という事が最も大切です。
そのために、私たち「工務店」という物が存在しているのだと思っています。

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