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【注意!カビ対策】

池田 
皆さまこんにちは! 池田です。

1ヶ月ってあっという間ですね 

先日メリット通信の原稿を仕上げたと
思ったらもう新しい現行の締め切りに追われてます・・・笑 

今月はそろそろ始まる、いや〜な季節のお話です。
嫌な季節って、もちろん梅雨の事なんですが、
住宅にとっても最も辛い時期になるんです。 

木造住宅って、湿気が大敵なのは既に皆さまご存知だと思います。

普通は雨漏りなどが最大の問題になる事が多いのですが、
雨漏りと言う直接目や耳などで、症状を感じる事ができるものは、
原因の特定が早いので、大事に至るケースは少ないのですが、
ジワジワと迫ってくる湿気によるカビ! 

これが一番怖く、気がついた時には大変な事になっているんです。

何故、最近になって、
このカビが怖いと言うような話が良く取りざたされるようになったか?
と言うと住宅の進化なのです。

一昔前の住宅と比べると、断熱性能や気密性能は飛躍的に進化しています。
その為、一度室内に入った湿気は自然の力では屋外に排出できないのです。

それが原因で床下で結露したり、
屋根裏で結露したり、
壁の中で結露が原因でカビを大量繁殖させてしまうのです。

梅雨時期の小雨がパラつくような天気には極力窓を開けないようにするのが、
建物にとっては一番良いのです。

だからと言ってエアコンをかける程、暑くない時期に、
エアコンに頼るなんて贅沢な事は普通は出来ません。 

少し窓を開けて入れば、
湿気も入りますがそれでも風が通れば十分耐える事は出来るだけに、
ついつい皆さま窓を開けてしまい大量の湿気を家に入れてしまうのです。


前述した通り、この10年程、住宅は飛躍的に進化しました。
それによって、今までの常識は通用しない家になっているのです。

大量の湿気を含んだ空気を室内に入れてしまう事で今度はその湿気を排出する事が出来ずに、
壁の中、床下空間、屋根裏で結露となりカビが増殖する事になるんです。

これは、低気密(古い家)の住宅であれば、起こりにくい現象なのです。

何とも皮肉なことですが、住宅が劇的に進化しているのに、
その家に住まう人間がその進化について行けないのです。

ただこれは、ついていけないと言うよりも、
住まい方を知らないと言う方が正しいのかもしれません。 

これだけ住宅に関するデザインや価格、
それに工法などの情報が氾濫しているのに、
正しい住まい方 を教えてくれる本やTVなどは見た事がありません。

省エネ・エコ住宅・エネルギーゼロ住宅 などと言う言葉が流行り、
誰もが高断熱高気密・太陽光などと口ぐちに言ってますが、
その便利で高性能な住宅でも、使い方(住まい方)を間違うと、
住宅の寿命は極端に短くなっていくのです。


じゃあ どうすれば良いのか?


やはり梅雨や雨などで湿度が高い日には、
窓は解放せずにエアコンのドライ運転で除湿をして頂くのが一番です。

電気代はかかりますが、床下に大量のカビが発生して、
住宅の耐久性を落としてしまう事に比べれば、
決して高くはつきませんから、是非今年の梅雨以降は実行して下さい! 




大切な事ですから、もう一度言いますが、




これから迎える梅雨以降のムシムシした多湿な状態が木材にダメージを与えますので、
適度に乾燥させてやるために、エアコンのご利用を強くお薦めいたします。

どうしても、エアコンは利用したくない! 

と言われる方には床下や空気が動かないところに強制的に風を送る工夫をして下さい。
それだけでもかなり違います。

極端な例を申し上げると床下に扇風機で風を送り続けるだけでも、
カビの大量発生をかなり抑える事ができるはずです。 

今年の夏も暑いですよ!皆さまご注意を!




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