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『また仕事と関係ない話です・・・』

木場木場

紙面を無駄にして本当に申し訳なく思っています。

先日、電車に乗ると若い男女が、困ったふうで、
扉の上の路線図を見上げていました。

目的の駅に行くには、そもそも乗りかえが必要で、
その乗りかえ駅を通過してしまっていました。

たまたま次が急行待ちをする駅だったので、
一端降りて、反対方向の電車を指差して、

あれに乗って、この駅で乗りかえるねんで、みたいなことを言い、
乗りかえ駅をアルファベットでメモに書いてわたしました。

けれどあんな説明と、図では、
(逆さのV を書く。右下に今いる駅名、頂点に乗りかえ駅名、左下に目的の駅名)

絶対わからんやろうなあと今になって思います。

そのほか、
米原万里『オリガ・モリソヴナの反語法』を読みました。

頁数がそこそこあるのと、題名がなんかぱっとしないのと、
カバーもからっとしてない陰鬱な感じがして、
なんとなくブックオフで買ったままになっていました。

たぶん、読みやすい小説、とは言えないと思います。
(同じく、食べやすい、って言い方にどぎまぎしてしまいます)

登場人物のロシア人、チェコスロバキア人の名前が覚えられない。

愛称で呼ばれることもあるので、途中こんがらがります。
展開もわざとわかりにくく、
というかわかりやすくは書いていないじゃないかと思ったり。

でも1頁ずつでも読み進めていくと、少しずつ焦点が定まりはじめます。

喜怒哀楽をまとめて感じる小説って意外とあんまりない気がします。
なのに、ただ個人の感情(国家とかラーゲリとか流刑とか)
だけを描いているわけではない、
っていうちまちましていなさにとても勇気付けられます。

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