宅内発砲断熱工事

先日、マンションリノベーション工事をしているI様邸の断熱工事をしました。
今回初めて宅内発泡断熱工事という工法を採用しました。この「宅内」というのがすごくめずらしいんですね。
通常、現場発泡系の断熱工事は機械がとても大きいので、トラックに機械を積んだまま、長いホースを使用して工事をするのですが、今回の宅内発泡というのは、機械がとてもコンパクトに作られていて、呼び名の通り宅内(工事現場)に機械を持ち込んで、断熱材を発泡する事が出来るんですね。
マンションの高層階等は、ホースの長さが届かないので、通常の現場発泡断熱工事は出来ないのですが、これなら工事が可能です。また、工事現場の前の道路が狭くてトラックが入らない場合も大丈夫で、すごくメリットの大きい工法ではないでしょうか。
宅内現場発泡工事の機械です。
とてもコンパクトに作られています。
設計士さんも、宅内発泡の機械が
珍しいので、 興味深々です。
通常の現場発泡工事の機械です。
トラックに積んだまま、
長いホースで工事をしています。
断熱材を吹き付けている様子。
一瞬でみるみる膨らんでくるので、
吹き付ける厚みを調整するのが
とても難しいですね。
断熱工事には色々な種類があります。グラスウール系、ボード系、現場発泡系、羊毛断熱、その他色々・・・。
新築工事にしろ、リフォーム工事にしろ、それぞれの建物に適した断熱工事を選択する必要があります。
特にリフォーム工事の場合は、床下の高さが低く、現場発泡系の断熱工事は出来ない場合があるなど、制限が多くなるので、事前の現場調査がとても大切になってきますね。
現在、大変お得なエコポイント制度もありますので、断熱工事(内窓工事等も)にご興味のある方は、寒い冬が来る前にご検討してみてはいかがでしょうか。※エコポイント制度は予算が無くなり次第、終了予定です。