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〜 誰もすまなくなった住宅 〜

池田

 最近、ご相談が多くなった空家の活用方法についてです。住宅地に誰も住んでいない一戸建て、増えたと思いませんか? 皆様の周りにも、そのようなお宅が1軒や2軒はあると思います。

祖父母が住んでいたが、子供さん宅や施設へ移られたり、死亡等で住む方の居なくなった家が一番多いようですが、昔はそんな場合でもどなたかが住まれたんですが、最近はそのままにされている事が多くなりました。

2013年住宅・土地統計調査によると、全国の空き家は820万戸で、総住宅戸数に占める割合で、13.5%に
まで増えているそうです。空き家の増加は、必要とされている住宅と、人口・世帯数とのミスマッチによって
発生しています。今後、人口減少が進む中で、ミスマッチは一層大きくなって行きます。

日経新聞によると、今後25年間、つまり2040年には土地価格は40%も下落すると試算されています。これは高齢者の増加の影響も当然ですが、家を必要する世代の減少が著しい為に、空家の増加に歯止めをかける事が難しい社会現象となってきているからです。

本来、空家は有効利用されるべき資産ですが、他人に貸与する事で、処分する必要が有る時に自由に処分出来ない等の理由で『貸す』という行為に躊躇されていたり、相続後共有名義の為、単独で貸したり、売却したりという判断が出来ない等の理由から、放置されているのがほとんどのようです。

平成を迎えるまでは、土地や建物を10年も保有すれば、間違い無く値上がりが期待出来、10年後に売却すれば、更に大きな土地や建物を手に入れる事が普通の時代が有りました。その為、土地神話的なところが一般人には未だに有るようで、土地の価格が下がらないと思い込んでおられる方が多いのも、気になるところです。

しかし、2040年、つまり今から25年後には40%も資産価値が下落する事を考えると、少しでも早く、方向性を決めて、他人に貸す、若しくは売却する等という対策が必要な時代になっています。

必要は無いが、いずれ誰かが住むかも知れない。という理由だけで放置しているのは、今の時代、資産の目減りが進んでいるだけですので、手遅れになる前に、貸すなり、売却して活用する事を強くお勧めいたします。

一般的に、誰も住まなくなった住宅を解体し、更地にせずに、放置する理由の多くは、固定資産税が安いからです。建物を解体して更地にすると、4.2倍の固定資産税が課せられます。

この税制が空家放置を助長させていると指摘されているので、近い将来、固定資産税も、空家と居住中ではその課税価格が変わる可能性が大きくなってきています。

更地にして、駐車場やコインパーキング等に変更されたり、土地をそのまま貸したりする場合には、家を貸す場合の借家権という、非常に借り手に有利(貸し手に不利?)な法律が適用されませんので、立ち退きが難しい等の問題からは、開放され易いために管理も楽です。

『そうは言うけど、自分の名義じゃないし・・・』『でも、やっぱり他人に貸すのはどうも怖いし・・・』
『そもそも、どうすれば良いのか分からないし・・・』

など、分かっちゃいるけど、行動出来ない! と考えておられるのなら、とにかく一度、池田までご相談ください。必ずベストな方法が有りますので、一緒に考えて行きましょう!

池田住宅スタッフは、かなり慣れておりますので、ご遠慮無くご利用下さい。(笑)

池田


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