今年もよろしくお願いします。

指揮者の体調不良によるキャンセルで聴き逃した10月の演奏会、
のその指揮者が引退するということです。86歳。
去年のマタイとか、とりわけ大阪で聴いたモーツァルトのレクイエムは、
ホール天井から音がはらはらはらはら落ちてくるようでした、です。
大阪のは9年まえのことで記憶の階層って、この整理の棚ってこれどうなってるんでしょう?
買いっ放しの積読からの一冊、ドストエフスキー「悪霊」を読んでいます。
(それこそ地層が隆起してくるみたいに忘れていた書籍がぱっと目に着くことがあります。熟成?)
亀山さんによる新訳の文庫本で、そこそこ分厚い3冊+補巻1冊です。
いま2冊目の中盤です。年内には読み切りたいと思います。(12月14日に書いています。)
次は、若桑みどり著「クアトロ・ラガッツィ 天正少年使節と世界帝国」を読むつもりです。
どんな長い話も、はいつくばって1頁1頁めくっていたらいつか終わるはず。
とはいえ、なかなか進まないとじれったくなってしまいます。
先日のこと。
梅田での時間つぶしに、とある大型書店に寄りました。
東京でとても、流行っていると聞きます。
行くたび、ああこういうのがおしゃれなのか、と思います。
一般的な書店に比べれば薄暗い感じでなんとなく茶色。
カフェスペース(?)が併設されているのですが、
そもそもコーヒーとか2口3口でごくごく飲んでしまいますし、
空カップのまま長居とか無理、それこそ「本屋のはたき」的、
いたたまれなくなってそそくさ退散してしまいます。
くつろぐ、とかまったり、などとても出来ません。
みなさん、ほんまに本気でくつろいでるんやろうか?不思議です。
それから、
「トランスポーター」という映画を観ました。
厳格なルールのもと、どんな「荷物」も、
指定された場所まで運ぶ男・運転手の話です。
途中、「荷物」にジュースを飲ませる場面があって、おお!と思いました。
犯人なら急いで「荷物」にジュースを飲ませる必要ってがあまりないだろうし、
味方というか助けに来た人なら、すぐガムテープはがして飲ませるはずなので、
運転手のとったああいう解決法というか場面は、
歴史上(また大袈裟な)そう何回もないと思います。
よう思いついたなあ、感心しました。
えーとあとは、
プラハから東京まで往復航空券、総額290ユーロ(マイル積算50%)という日程を、
せっかく見つけたのに、うじうじうじうじ決められないうちに逃してしまいました。
1回安い価格を見てしまうと、元の価格に戻ったらなんか損をしたような錯覚、
「とにかく得をせな損」みたいな呪縛に囚われてわやです。
損切り損切りで結局年末は、貯まったマイルを吐き出すことにしました。
特典航空券を使い、一日2500円の算段でミャンマー、にしました。
(貯まったマイルをいざ使う、これもまた難儀なことです。どうしたって不安、
なんか間違ってるような気がしてしまいます。もしかしてお金の場合もそうでしょうか?)
今年の抱負です。
本100冊、です。(というか読んだら読んだ、本に限らず記録をつける癖をつけたいです)