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このところの何冊か

木場木場

おまえ知ってるか? あいつって英語話せんねんて、って言われてる人がいたとして、
なあなあちょっと英語話してぇーやぁあ、って言われてる、
みたいなたぶんそんな感じでなにを書いたら良いのかわかりません。

村上龍さんが講演会について、書いておられてそれはもう随分まえに読んだ話で、
どこで読んだのかもわかりません。

依頼があれば、余程の縁故もしくはそれなりのギャランティがなければ、
出来れば引き受けたくない、みたいなことが書かれていました。
さらに出来れば、インタビュー形式というか、聞かれれば答えるけれど、
自分から不特定多数に話すことはなにもないので、そういうのが望ましい、
というようなことが書かれていました。

とにかくこのところ読んだ本です。

『ヤノマミ』(国分拓/著)
はじめてミャンマーに行ったとき、そもそもなんでそう思ったかといえば、
(あっ、この本はアマゾンの原住民というか、そのアマゾンでの話です。勿論アマゾンで買いました)
例えば飛行機で欧州に行くとして、ロシア・シベリア上空を飛んでるとき。
この真下のことはこの先も絶対に知ることがないのだなあ、
あるにはあるから、見えるはずなのに見ることがない。
死角というか黒塗りというか欠け。
Google の世界地図の、まだ撮れてない、撮られてないとこ。
が、どんなんやろうなあ、と思ったので行きました。
そんなん言い出したら、最寄駅の二つ三つ隣の駅とかだって同じです。

『夜、僕らは輪になって歩く』(ダニエル・アラルコン/著、藤井光/訳)
取っ掛かりは所謂「ジャケ買い」ならぬ「タイトル買い」です。

『ロスト・シティ・レディオ』(ダニエル・アラルコン/著、藤井光/訳)
なるべく一人の作家をまとめて読みたいので、
上記の『夜、僕らは・・・』が到着する前に、と追われみたいに読みました。
途上国における首都とそれ以外の都市の格差というのか、少なくとも設備、インフラって言うのでしょうか?
違いって、日本なんかより歴然としたものがあるのだろうなあ、
そのうちになんとかなるのかなあ?所謂「トリクルダウン」とか?
でも人間には適齢とか寿命があるからまたこれ困ります。

『献灯使』(多和田葉子/著)
ところどころ『五分後の世界』(村上龍/著)が想起されて、
すっかり茶色くなった文庫本(平成9年4月発行とあります)を引っ張り出して読みました。
村の人間が小田桐たちに「鳥が喰いたいだろう」みたいなことを言います。
あまり衛生的ではないだろう状況の、その鳥(鍋?)がとても美味しそうで、
この小説といえばまずこの場面のことを思います。
美味しい水炊きとか美味しいのだろうなあ、なんかあったかくて熱々で美味しいものが食べてみたいです。

というよな今月もまただらだらと、箸にも棒にもかからないような話ですみません。

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