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「稲野 古民家再生」

池田 

昨年より、少しずつを手を入れている、築70年の古民家ですが、忙しくてなってからは、随分と放置状態でした。

少し現場が落ち着いたので、「今だ!」とばかり、職人、スタッフが現場に集結して、どのように仕上げて行くのか、打合せしているのですが・・・。

永らく放置しすぎたために、以前の仕事がどこまで進めていたのか?
どんな仕上げを計画していたのか? その記憶をなどりながら計画しますが、図面を残しているわけでも無く、無計画であったがために、計画自体が全てやり直しです。

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永らく放置しすぎたために、以前の仕事がどこまで進めていたのか?
どんな仕上げを計画していたのか? その記憶をなどりながら計画しますが、図面を残しているわけでも無く、無計画であったがために、計画自体が全てやり直しです。

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改めて考えなおして見ることに・・・・
【目的】・セミナールーム
    ・料理教室
    ・打合せスペース

という目的の古民家再生ですが、工事で一番難しいと言うか、手間が掛るのが“断熱と気密”という問題です。

そもそも古民家なので、断熱と気密という考え方は全くありません。隙間風だらけの建物です。

古民家を現代風に気持ち良い癒し空間にしたいのですが、それだけを優先すると、春と秋しか楽しめません。それでは断熱と気密にこだわる、池田住宅建設らしくありません。なので、気持ち良い癒し空間にしながら、温度変化の少ない高気密・高断熱の古民家再生です。 

と、私の考えをみんなに伝えると・・・・・・・

職人 「断熱優先やのに、遊歩道に向って全面ガラス張りって、大丈夫なんかな〜?」

私  「ガラスを3層にするか、5層にして断熱を強化するわ!」

職人 「それって、かなり重いでしょう? 現場への搬入は誰がするんですか?」

私  「わからん、なんとかなるやろう。」

職人 「古い基礎の外側に断熱どうするんですか?」

私  「あかん、古いのはサクサクやから、一度解体してから、新しいのを造り直しやで・・・」

職人 「えっ、造り直すんですか? という事は、基礎の上に乗ってる柱や梁は???」

私  「ジャッキアップして、ちょいちょいと組み直してや。」

職人 「始まったわ、ちょいちょいなんて出来る訳無いですやん、何でも簡単に言うな〜
    一度自分でやったみたらどうですか(笑)」

と、無茶振りすると、いつもの会話になるんですが、時間が掛る事ばかりを指示しますが、
なおかつ、出来るだけ早く! と指示する私の話は、職人達がすれば、理解出来ない状態です。

それでも、グダグダ言いながらも、諦めて取り組んでくれます。
きっと、私に何を言っても、無駄って思っているんでしょうね・・・。(笑)

でも、現場の合間でしか出来ないので、いつになったら完成するのか?
それは誰にもわかりません・・・。(涙)

池田


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