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鯖・・・

木場木場

憑かれたように、ってこともないですが、
気付くと鯖の棒寿司を作っています。

3切280円+税の塩鯖――店の人に尋ねようものなら(アニサキスとか?)
そんなんしたらあかんと糺(ただ)されるかもしれません――表面の水気を拭いて、
毛抜きで骨を抜きます。太めの骨だとなかなか抜けず、
時に身がぼろぼろになることもありますが、完成時には裏面になるので気にしません。

強めの塩をふって皿にひろげ、冷蔵庫に入れます。
皿の底、片側になにかをかませて、水勾配をとっておきます。

2,3時間後、取り出した鯖をさっと水洗い、水気を取ります。
(ほんまは酢で流した方が水っぽくならないのかもしれませんが、それはそれ)

ジップロックに、出汁昆布、砂糖、塩、米酢をどぼどぼ注いで、
そこに鯖を入るように入れて、もういちど冷蔵庫へ。

元々が、ぺっらぺらの半身なので、20分でも長いかもしれません。
ジップロックから出して水気を拭いて、皮の薄皮を剥ぎます。

尾側から少しめくって、刃先で抑えながら頭の方に引きます。
すーっとうまくいくと(そこだけ跨ぐようにして)ヒレが綺麗に残ります。
そうすると“皮剥ぎボリス”を思い出してしまいます。
『ねじまき鳥クロニクル』の、あの打ち明け話のなかでは「鼻」だったでしょうか?

米酢と砂糖と塩とふたたび。

それらを炊いたごはんにまわしかけ、
ざっくり混ぜながら、ぱんぱんぱん、
なんてうちわで扇ぐと俄然寿司っぽくなってきます。
(餅つきでいうところの、合いの手風情)
でも実際に風があたってるのか心もとないので、
何回か冷蔵庫に入れて粗熱をとります。

ラップをひろげて、鯖、酢飯をのせて、
(ほんまは大葉とか挟みたいですが本末転倒、贅沢は言えません)
大きな飴ちゃん――というよりもラムネ菓子の要領、くるっと巻き込んで完成です。

テレビとかで見るような分厚い鯖の、丸っこい見付、
うなぎ屋さんの「う」、みたいな断面の、
ああいう鯖で一回やってみたいものです。

そのほか『チンチン電車と女学生 1945 年8 月6 日・ヒロシマ』堀川 惠子 ( 著), 小笠原 信之 ( 著)
つづいて『原爆供養塔 忘れられた遺骨の70 年』堀川 惠子 ( 著)
並行して『パタゴニアの野兎 ランズマン回想録』のまだ上巻、を読んでいるのと、
『イメージ、それでもなお アウシュヴィッツからもぎ取られた四枚の写真』 だって時間の問題、
どうせ読まなあかんくせに、それでも4000円とかしたらおいそれとは手が出ません。

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