“お伊勢参りと古事記”

1月半ばに、恒例のお伊勢参りに行って来ました。朝8:25のバスに乗り、近鉄鶴橋を10:16に出る伊勢志摩ライナーに乗り、伊勢市駅到着が11:55、帰りは、宇治山田発16:41のしまかぜを予約していました。
伊勢神宮の正式名称は“神宮”で、外宮と内宮以外にも14所の別宮、109所の摂社、末社、
所管社合わせて125の宮社全てを含めて神宮と呼ぶそうです。
14所の別宮の内、外宮敷地内に3所、内宮敷地内に2所、そして同じ伊勢市内に6所、伊勢市外に3所
あり、別宮は、外宮や内宮と同じように20年に1度、隣の敷地に建て替える、遷宮が行われるそうです。
と、ここで、私のスタンプラリー好きが頭をもたげます。
毎年のお参りだけで、外宮、内宮敷地内の5所は参っていますが、
ぜひ、他の別宮にもお参りしたい(行ってみたい)と思い、伊勢市内の6所をバスで回る予定でした。
ですが、今回、もう一つ行きたかった外宮敷地内にある“せんぐう館”に、私達が近くで見る事が
出来ない外宮正殿の原寸大模型など面白い物が有り、時間を取ったので、5所回り、残り1所は
宿題になりました。
伊勢にお参りし出して4年目、いつもは外宮、内宮にお参りして終わりでしたが、今年は、別宮にも
足を延ばしたので、スマホの万歩計は10kmになっていました。次回は、伊勢市外の3所にも
ぜひ行って別宮14所参りを達成したいと思います。(笑)
5年前の九州旅行で、宮崎県の鵜峠神宮、
青島神社、鹿児島県の霧島神宮等に行き、
神様の親子関係や神話の世界が興味深く、
古事記を解り易くした本を何冊か読みましたが、
なかなか面白く、それ以来、伊勢に行く
1ヶ月位前から、古事記を引っ張り出して、
祀られている神様について予習?復習?をします。
皆さんよくご存知のイザナキとイザナミから沢山の神様が生まれるのですが、
イザナミは火の神様を産んだ時に火傷し、それが元で死んでしまいます。
その後、イザナキの左目から内宮に祀られていて、日(昼)の神様アマテラスオオミカミ、
右目から内宮・外宮の別宮に祀られている、月(夜)の神様ツクヨミノミコト、
そして、鼻から海原の神様としてスサノオノミコトが生まれます。
ツクヨミノミコトは、古事記にはあまりストーリーが出て来なく地味な印象なんですが、神宮では、
外宮別宮“月夜見宮”、内宮別宮“月読宮”として2所も祀られている重要な神様だそうです。
又、スサノオのミコトは、暴れん坊で、姉のアマテラスオオミカミを怒らせて、天の岩戸に隠れてしまう
あの有名なストーリーが展開します。その時ダンスを踊ったアメノウズメは、
内宮近くの猿田彦神社に芸能の神様として祀られています。
と、神様の人間関係?神様関係?を読んで出かけると、
お伊勢参りが、もっと楽しくなるので、お勧めです。
古事記を読んで、お伊勢参りに出掛けませんか?