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基礎は重要

野球大好き・力じまんの現場監督 井元
井元


 先日、某ローコストビルダーの住宅は、「欠陥だらけ!?」と週間文春に取り上げられていました。
それも、欠陥部分の鮮明な写真付きで・・・。文春は芸能人ネタだけじゃないんですね?(笑)

内容は ・土台の下に基礎が築造されていない。
      ・土台と基礎が10cmずれている。 
  (10cmずれたら基礎が無いのと一緒ですね・・・。)
     ・耐力面材が“継ぎはぎ”で張られている。・・・など。

何故、こんな欠陥住宅になったか? 理由はこうでした。
    ・単価が安いため、良い大工さんを確保出来ずに、トラブルが頻発している。
    ・現場監督は1人当たり、10現場程度を担当するので、疲弊している。

その後、ホームページで「一部、報道について」と記事が載ってました。(何故かすぐに削除・・・。)
何か的外れ? な記事だな〜と思ったのですが、確か要約するとこんな感じでした。

「当社物件は建築確認申請もしている。中間検査も竣工検査も受けているから・・・。」

確認申請も中間・竣工検査も法律なので、それをしないで家が建つ事は有り得ないのに、施行レベルの欠陥とどう関係有るのだろう? 検査を受けているから欠陥が無い? そんな事有るはず無いのですが・・・。

週刊誌の記事を全て鵜呑みには出来ないとは思うのですが、大変な事態ですね。年間売り上げが300億円以上の会社なので、いったいどれだけ欠陥があって、どう直すのでしょうか? 恐ろしい話です・・・。

 こんな記事と丁度同じ時期に、T様邸の基礎工事が着工しました。いつも以上に気を引き締めて?いつも通り?(笑)工事は進んでいます。基礎工事って建物の中で一番、重要な部分です。万一、間違えたりすると簡単には直せない・・・。(だから、10cmずれたまま、工事が進んだのでしょうか?)

珍しく夢を見ました。玄関の位置を間違えてしまった! なんと恐ろしい! 夢で良かった・・・。(笑)

基礎工事は沢山のチェック・確認が有ります。
 ・配置、寸法の確認(間口・奥行き・間仕切り壁)
 ・基礎の対角寸法の確認(間口・奥行き寸法が正しくても、 並行四辺形になっている可能性が
あるので、直角になっているか?重要な確認項目になります。)
 ・基礎配筋の確認(かぶり・定着・鉄筋相互の空きなど)
 ・コンクリート試験(スランプ・空気量・塩分量・1週4週強度試験など)
 ・型枠外しの時期確認(コンクリート強度5N以上)

様々なチェック・確認を経て、基礎が出来上がります。
最後まで気を引き締めて頑張りたいと思います!

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