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まだまだ経験不足!?(つづき)

野球大好き・力じまんの現場監督 井元
井元


 K様邸の解体工事が終わり、基礎工事が進んでいます。
K様邸は線路の際の工事という事で、阪急電鉄に届出が必要だったのですが、
その後も色々と・・・。

今度は基礎工事着工前に、平面図・立面図・基礎図面・工程表等を提出して
審査(?)を受けなければなりませんでした。

そして、先日、協議の結果、工事を着工して良いという通知が来たのですが、色々と制約が有りました。
その1つに、足場工事等で、重機(レッカー)を使用する時は、専門の「警笛員」を配置しなければ
ならないという事でした。

井元   「これはどういう事ですか? 何故?」
阪急電鉄 「万が一、線路に何か落としたり、電車に当てたりすると大変な事になるので
      電車が来る前に、笛を吹いて作業を中断してもらうんです。」
井元   「本当に・・・? 結構、頻繁に電車が来るので、かなり作業に影響が有るんですが・・・。」
阪急電鉄 「その警笛員の費用は、そちらでみてもらう事になります。」
井元   「えっ!? こっちでみるんですか? それも結構な費用・・・。」
阪急電鉄 「はい。そうなんです。電車を止めてしまうと、大変な損害賠償になるので・・・。」
井元   「費用が高いので、じゃあ、僕が笛を吹きます!」
阪急電鉄 「いえ。電車を止める権利のある、専門の警笛員しかダメなんです。」
井元   「・・・・・・。」

阪急神戸線なので、電車が結構、頻繁に通過するんです。
通勤時間帯など、右から1本来て、その30秒後位にまた右から。
その数分後に左から1本。その30秒後に又左から1本。こんな感じの繰り返しです・・・。
なかなかの作業中断ですね。というか、かなり!?

専門の警笛員を何度も配置するとかなりの高額に・・・。
それに、足場工事の時は仕方無いにしても、上棟工事のレッカー作業はどうしようかな?と。

レッカーで材料を吊り上げる作業を繰り返すので、電車が来る度に中断すると、全然作業が進まないし。
考えた結果、レッカーを使用せずに、人力で上棟工事をするしかないかな? と思っています。

いわゆる建築用語(?)の「手上げ」ですね。
前面道路が狭く、レッカーが現場前まで入らない場合等、やむを得ずそうするのですが、
今回の場合は、警笛員の費用が掛り過ぎるのと、作業が思うように進まないので、
「手上げ」の方が良いかな? という判断ですね。

重たい材料を全て人力で組み上げるので、大工さんはかなり大変ですが・・・。

本当、まだまだ知らない事が多いですね。(これも1つの良い経験だと思ってますが。)
上棟するまで、気が抜けない(?)状況ですが、気を引き締めて頑張りたいと思います!

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