“家づくりのきっかけ”

一雨毎に季節が進み、すっかり秋めいて来ましたね。
近所の街路樹でも気の早い楓が色づき始めています。
いよいよ、寒さ対策を考え始める時期が来ました。池田住宅の忙しくなる季節です。
さて、沢山の方の家づくりをお手伝いして来て思うのですが、
皆さん、家づくりを考え、実行に移される時は、何かしら“きっかけ”が有るようです。
例えば、若い方の新築などは、子供の小学校入学が多いように思います。
私も昔、長女の小学校入学を目指して、三田市へ引っ越しました。
むちゃくちゃに金利の高い時期で、賃貸でも良かったんじゃない?
と、今になっては思いますが、あの時の私には絶対的きっかけ、理由でした。
リタイヤ世代で、築20〜30年の戸建てをお持ちの方は、
「建て替えるか? リフォームするか? はたまた、駅近マンションへの住み替えか?・・・」
と色々悩まれた結果、ご自分に合った家づくりを選択されます。
風呂場でしもやけが出来ると仰った、奈良県のS様は、リフォームを考えたけれど、老後快適に暮らす“冬暖かく、夏涼しい家”にするには、新築する位費用が掛かるという事で、地熱住宅への建て替えをされました。
一方、同じように寒さを訴えておられた、三田市のK様は、この家が気に入っているし、独立された息子さん達がこの家に住む事は無いと思うから、建て替えはしないけど、私達が老後住み易くするために、と断熱とバリアフリーのリフォームをされました。
因みに、K様は旅行で気に入った九州への住み替えも真剣に考えていらっしゃいましたが、お孫さんの誕生で近くにいて、しょっちゅう会いたいと、リフォームを決められました。
大きなきっかけですよね、今までは寒くて、孫がすぐに帰ってしまっていたけど、今度はゆっくりしてくれる・・・と完成時に奥様が仰っていたのが印象的です。
又、最近増えて来たのが「ペットが死んだから・・・」です。最近は、ペットも家族の一員として大事にされ、長生きをする事が多くて、最後は老犬介護をするお宅が増えています。
我が家も、昨年秋に16才の犬が死にました。最後の2〜3ヶ月は、前足だけトイレに入って後足は外、結果床にジャーと、お漏らしが多くなりました。掃除をしても何となくにおいも気になります。
数年前から合板フローリングは、あちこち表面が剥がれていて、そこにテープを貼ってしのいでいる状態でしたので、昨年春に生まれた孫が歩きだすまでにはと、今年春にフローリングを張り替えました。
住みながらのリフォームは、やはりなかなか大変でしたが、張り替えと同時に床下に断熱材も強化してもらったので、今年の冬は床下からの冷え込みが和らぐのでは・・・と期待しています。
同時に、断熱材でぐるっと包んだユニットバスへの入れ替えもしたので、暖かくお風呂に入れると楽しみにしています。
きっかけは、様々ですが、とてもエネルギーの必要な家づくりです。完成後は気持ち良く、幸せを感じて頂けるとうれしいです。