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ー今年最後の地熱住宅訪問ー

池田

寒さに弱く、暑さに弱い私ですが、大好きな秋から、冬への季節の移行時期が一番嫌いです。
次第に寒くなるというのは、何か恐怖が次第に近づいて来るって感じがして、この季節はとても苦手です。

こんな時期に地熱住宅のOB様宅へ、メンテナンスのために訪問をしてきました。
室内に入った瞬間に、暖かいという感じではなく、寒くないって感じの温度なんですよ。

只、床下を点検したり、屋根裏を見たりと、動いているとスグに汗だくになってしまうという感じなので、何かの作業をする私達にとっては、じっとしていない限り暑く感じてしまいますが、玄関に入った瞬間は気持ち良いですね。

点検と気になる場所をあちらこちらとOB様と確認させて頂いてると、高気密、高断熱住宅にとって、一番大切な場所の開口部、つまりサッシに問題が有る事を確認致しました。

早速、サッシの調整等を行い、一先ず対応したのですが、どうも様子がおかしい???
その時点では明確に答えが出せずにいました。

まず始めに、弊社の施工不良を疑いました。
只、施工工程の確認と現場の状態の確認をすると、見えている場所の施工不良の可能性は低い。

が、見えていない下地等の施工を考えた場合には、まだ施工不良の可能性も有りますので、
その判断が出来ずにおりました。

一旦引き上げて、2日程様子を見て頂きましたが、「冷気が漏れている」と再度ご指摘を頂き、後日改めてメーカーを連れてご訪問させて頂きました。

結果としては、メーカーの社員でも対応出来ず・・・

どうも、致命的な問題が有るようで、ある程度は推測出来ましたが、即、修理出来る状態では無いので、メーカーにも、会社に持ち帰り、急ぎ対応策を検討して報告するように指示しました。

しかし・・・、 既に1週間近く経過しております。催促をしても何の音沙汰も有りません。

OB様は毎夜、外気の温度が下がり出すと、冷気が建物内部に侵入して室温が2度程下がり、
寒さを実感されて、不快な状態に耐えて頂いているのに・・・です。

建築業界で、一番納得がいかないと言うか、やりきれないと感じるのが、このような事態になった時です。もっとも不快な思いをし続けている消費者の気持ちを第一優先に考えず、
企業の体裁を第一として、積極的に改善策などの提示が無い事です。

我々の業界は、多くの職人や人間が現場に入り、様々な仕事をこなします。
そのため、不具合は無いに越した事が有りませんが、有る物として、考えています。

なので、今回のような事が有った場合には、原因が分かるまで、
何度でも手間を惜しまずに、現場を訪問して、その結果を出して、対応策を最短で講じるべきなのですが、その不具合を誰もが、なかなか認めないのです。

確かに、認めてしまうと、多大なコストが掛りますが、自分の責任で問題が起きているのであれば、仕方が無い事です。

よく我々の業界は、クレーム産業と呼ばれますが、そのクレームの原因のほとんどが、
私達の施工や対応に有ると、私は思っています。

今回、OB様からは、ご指摘を受けているだけで、厳しいお言葉は一切有りませんが、
毎夜寒い思いをさせ続けている状態で、耐えて頂いているので、私としては非常に辛いです。

この問題が完全に解決するまでには、まだかなり時間が掛りそうですが、
まずは、一旦不快な冷気が入らないようにだけは、対応するつもりですが、
根本的解決のために、関係した業者全てが、真剣に対応してもらえるような心構えになって欲しいです。

只、相手が大手企業となると、それが通用しないので、イライラしてしまいます。
この問題は時間が掛ると思いますが、またご報告させて頂きます。

池田


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