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“城つながり”

横山横山

3月の初めに、火災保険のお手伝いで、10年前にお引渡をしたOB施主のH様のお宅を訪問しました。杉床が良い感じに経年変化していて、大切にして暮らして頂いているのがよく分かりました。

驚いたのは10年という月日で、お引渡時、中学生だったお姉ちゃんは就職で、小学生だった弟君は大学進学で、それぞれ福井県と山口県に昨年春、巣立たれたそうで、奥様は最初寂しくて寂しくて、仕事をしていても涙が出て来たそうですが、ようやくご夫婦2人の生活に慣れたんですと仰っておられました。

お城と日本酒好きのご主人としばしお城の話で盛り上がらせて頂いたんですが、H様は松本城がお好きとの事でした。帰りには、日本酒お好きでしたよね? と青森の地酒まで頂いてしまいました。スッキリまろやかで、美味しく頂戴しました。ありがとうございます。ご馳走様でした。

 帰宅後、三田の居酒屋で、城へ行く話をしていると、カウンターお隣のご夫婦から「城の話ですか?」と声を掛けられ、ここでも城話。最初に松本城(ファン多いです)の天守が綺麗だったので、城に興味を持ち、日本百名城を回られ始めたそうですが、小田原城へ行かれて「何か違う・・・」と思われたとの事。

松本城は現存12天守(皆さん、耳たこでしょうが、江戸時代以前の天守がそのまま残っているあれです)なので、骨組みや床も木材、天守への階段も急勾配なのに対して、小田原城はRC(鉄筋コンクリート)構造で復元され、人が見学し易いように造られているので、当時に思いを馳せるにはちょっと・・・と少し(結構)シッタカをしてしまいました。

そのご夫婦、100は終わりが見えないと思ってたけど、12位なら、何とか回れそうですね?
と方向転換されるそうです。

 その後、現在建て替えでお打ち合わせ中のT様のご主人(やはり城好き)から、どんな季節に城に行くのが好きですか? と聞かれ、とにかく空いてる時、桜や紅葉は絶対行きませんとお答えしたのですが・・・

T様は、城も好きだけれど城址もお好きだそうで、話題になる前の“竹田城跡”はとても良かったけど、あんなにブームになっては・・・と仰っていましたが、確かに実際に建物の無い城跡で、当時に思いを馳せるには、あんまり賑やかだとイメージするのが難しそうです。

 という事で、3月半ばに、本州最後の12天守、福井県の丸岡城に弾丸日帰りで行って来ました。8時25分のバスに乗り、新三田から特急こうのとり、新大阪でサンダーバードに乗り換え、福井駅から路線バスで終点の丸岡城へ。

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OB施主のH様が、いかついですよ!
と言われていましたが、寒冷地には不向きと
言われる粘土瓦でなく、
葺かれた石瓦が鈍いねずみ色で、
派手さとは無縁な、北陸の雪に耐えるイメージです。

又、現存最古と言われる天守の階段は、
今までで一番急で、正に梯子でした。

滞在時間1時間で、又、同じバス、列車と乗り継ぎ、帰途に着きました。

後は、四国の4城だけになりました。涼しくなる秋頃に計画したいと思っています。
それにしても、城好きは結構身近にいます。(笑)

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