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難しい書類

横山横山

 2月も終り頃から春めいた日が増え、
このまま一気に春になるんでしょうか?

私の住む三田でも、スタッドレスタイヤは、今シーズン出番無しでした。
温暖化か、年々、要らん? となって来ています。

 さて、2月の末にS様の新築お引渡しが、終わりました。
お引渡し時には、写真のような分厚いファイルをお渡ししています。

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(弊社のOB 施主様宅の押入れには、多分眠っている? と思います。)

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写真の見出しのように、数々の難しい? 書類の束で、
多分、皆さんご覧にならないだろうな・・・と思いながらいつもファイルしています。

今回は、その中身を少し、ご紹介しようと思います。

新築住宅を建てるには、ほとんどの場所で、どんな土地に、どんな建物を建てるか? 
という建築確認申請を出します。

建物の高さがその場所の制限内か? 建物の中に採光が取れているか?
その場所に合った防火の材料等が使われているか? 換気は出来ているか?・・・等々に
合致すると、確認済証として認可されます。工事は、これが下りなければ始められません。

20190314-03.jpg20190314-04.jpg

同時に、その建物が構造的に見合った物かどうかを計算した構造計算書が有ります。
S 様宅では、難しい計算式の数字の羅列が286 ページも有ります。

いよいよ着工ですが、まずは土地の地盤が大丈夫かどうか? 地盤調査です。
大丈夫ならそのまま、弱い場合は地盤改良工事が入った後、
地盤を10 年間保証する保証書が出ます。

土地を掘削し、基礎の鉄筋を組んでいきますが、
その鉄筋には、鉄鋼メーカーが鋼材の材質を証明するミルシートという書類があります。

そして鉄筋がちゃんと組めているか? 基礎の配筋検査が有ります。

コンクリートには、配合の報告書、塩化物の含有量の試験表、
打設時に取り分けた試験体の圧縮強度の検査結果等の書類が、入ってきます。

上棟後には、木造の軸組みが金物等で接合されているかを見る中間検査の合格証、
工事が終わると、確認申請通りに工事が行われたかを見る、完了検査の検査済証が出ます。

途中、白蟻の防除工事をしますので、5年の保証書、又、地熱住宅では、高い気密性が
必要なので、気密性能試験を行いますので、その報告書等が、ファイルされています。

そして、10年間の瑕疵担保責任保険の保険付保証明書を、最後にファイルして、
お引渡し時にお客様にお渡しします。

ざっと、こんな感じですが、最初に書いたように、よっぽどのマニアの方で無い限り、
これをじっくりご覧になる方はいらっしゃらないと思います。

ですが、ご自宅の売却等で必要になる事もありますので、難し〜い書類の束が、
お宅に有る事は、覚えておいて下さいね。

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