ー10 年経過後の太陽光発電についてー
最近、2009 年から始まった太陽光発電の固定価格買取制度が満了
(開始より10 年)された方からの質問が増えました。
と言うのも、今でこそ買取単価は24 円/kwh と下がりましたが、
最初は48 円/kwh、その後数年間は42円/kwh と
高額で購入してくれていたのが、満了すると関西電力の場合、
一気に8 円/kwh(電力会社によって金額は違います。)に変わります。
あまりにも安いので、「何か妙案は無いか?」というご質問と、
「蓄電池はどう?」っていうご質問が、とても多いので、
少しそのお話しに触れてみたいと思います。
そもそも、日中は太陽光で発電した電気を自宅で利用し、
使いきれない余剰電力を高く(40 円台)電力会社に売り、
夜には電力会社から電気を購入するというのが太陽光発電普及のための制度でした。
高く売れていたのが、8 円ととても安く売却するのは勿体無いので、
余った電気を蓄電池で貯めて夜に使い、電力会社から電気を買わないと言う、
蓄電池導入の話が出てくるのは、よく理解出来ます。
ですが、蓄電池については、まだまだ普及価格とは到底呼べず、
かなりの割高な設備と言えます。
安い買取価格が勿体無いという理由で、蓄電池を売り込む業者が多いのも事実ですが、
そもそも蓄電池は、災害時への利用というのが、現在の本当の目的と思えます。
と言うのも、蓄電池の価格は100 万円〜 200 万円というのが相場のようです。
様々なサイズ、容量が販売されているので、その金額の幅が広いのです。
補助金も有りますが、複雑な申請が必要で、業者に依頼しないと、
素人が申請しようと思っても、到底無理そうな書類が沢山有ります。
さて、そこで仮に蓄電池で日中発電した電力を蓄電して、夜間に利用すると
考えた場合には、どれ程の節約になるのか、検討された事が有りますか?
更に、太陽光パネルで発電した余剰電力量って、どれ位の量が有るか、ご存知ですか?
詳しく書きたいところですが、ページが足りなくなったようです。
来月号に続けますね。
