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「施工する側の立場に立ってみて・・・」

 みなさま、はじめまして。池田郁夫(いくお)と申します。

そうです、そうです。池田家のかくしご・・・
ではありません。(笑)

苗字が同じなだけですので・・・ややこしいですが、よろしくお願いします。

で、わたくし、一応、一応は一級建築士でして・・・
自分で設計事務所を開いていますが、まだまだ足りていない”木造“の経験や知識を
高めたいなと思い、2 年程前から池田住宅のお手伝いをさせてもらっています。

この2 年は木造戸建てや改修用の施工図面の作成や各種申請で事務所での作業が中心でしたが、前からこっそりひっそりと抱いていた「自分でも“施工”をやっていきたい。」という気持ちが大きくなり、最近は事務所を飛び出して、現場での作業割合を増やしてもらっています。

なんだかんだ建築業界に12 年程いるので、職人さん方の話している事の理解や打合せは、それなりに出来るんですが、その先の段取り(施工方法だったり、材料の手配だったり、職人さんの手配だったり)となると、なかなかスムーズには進まないわけで・・・ 

例えば、
設計が施主さんとの打ち合わせで、沢山ある建材の中から、要望にかなった「床の仕上げは杉の30ミリ!」と仕様を決めたとします。これは今までやってきた事なので、特に問題は無いですが・・・

問題はその先。施工する側の立場になると、検討するべき事が山のように出てきます。

その杉床を、どんな下地(材のサイズ・素材・間隔)に、
      どうやって(ビス・クギ・ボンド?)、
      どんな種類の( 長さ・太さ・素材・間隔)素材を使って、
      どのタイミング(在庫や納期の確認)で、
      誰に頼んでいくか(職人さんの手配や工程管理)?

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 それを一つずつ判断して段取りを進めて行くのが、
 今の私にはまだ大変で、日々悩みながらも進めています。
 設計よりも、より現実的で緊張感が有りますね。

 池田住宅の現場で頭を抱えている人間がいたら、
 おそらく私です。(笑)
 温かく見守ってあげて下さい。

 今は稲野の古民家長屋の賃貸への改修工事で頭を悩ませ中・・・
 どうなることでしょうか?


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