再び、京都

GO TOの間にと、再び京都へ出掛けました。
午後2時過ぎ、宿に車を預け、ホテルのシャトルバスでJR京都駅へ、
地下鉄烏丸線、東西線を乗り継ぎ、蹴上駅から散策を始めます。
まずは南禅寺へ、
修学旅行が中止になっているように聞いていましたが、とても多いです。
平日なので、中高年は多いんですが、若い人達も、学生さんか、
有休を取って来られてるんでしょうか、多いです。
見たい物は色々有りますが、拝観時間終了が迫っているので、
まずは南禅寺国宝の大方丈、小方丈へ。
加納探幽の虎の絵は有名ですが、
どなたの作品でも、襖絵の虎は、ほっこり笑ってしまします。
取り急ぎ、紅葉で有名な永観堂へ、もっと人が多い!
修行中の永観律師の前に立ち、振り返った時の姿と伝わる“みかえり阿弥陀”は、
正面からは横顔しか見えないんですが、横に回ると正面のお顔が見えるようになっていて、
親切と言おうか、何と言おうか・・・。
紅葉はまだ早めでしたが、
見上げると、空が透けて見え紅葉のレースのようでした。
基本的に混雑が嫌いなので、桜と紅葉の京都には出掛けた事が無かったんですが、
皆さんが集まるだけの事は有るなーと思いました。
2時間ドラマでお馴染みの水路閣は、とても広い空間のように見えていますが、
思った程では無く、やはり自分の目で見ないと・・・。
三門では、お約束の
「絶景かな、絶景かな」と
石川五右衛門を真似、
インクラインでは、
船をのせた台車が復元されていて、
改めて明治の技術に関心です。
翌朝は、宿から歩ける世界遺産“西本願寺”へ、国宝の御影堂、阿弥陀堂を見学。
非公開の書院や飛雲閣の特別公開の折にはぜひ行きたいなと思いました。
西へ行ったならと、次は東本願寺へ、世界最大級と言われる御影堂は圧巻です。
京都駅へ歩いて、以前から食べたかった“シズヤ”というパン屋のの京カルネ
(丸いパンにハムと玉ねぎを挟んだシンプルなサンドイッチ?)をお昼に買いました。
次は、世界遺産、宇治平等院鳳凰堂へ。
内部の拝観は20分毎に20人ずつという事で、予約券を買って一度外へ。
宇治川の向かい側にある興聖寺、伏見桃山城の遺構を用いて建立された法堂は、
“血天井”と呼ばれ、手形や足形が残るという事ですが、経年のせいか、よく分かりません。
宇治上神社の、日本最古の神社建築の拝殿と本殿は
共に国宝で、世界遺産にも登録されています。
本当に小さな神社ですが、山を背にした古い社殿はとても趣が有ります。
予約時間が迫って来たので、
鳳凰堂へ戻り浄土庭園をゆっくり周り、
ミュージアムで、再現された極彩色の
運中供養菩薩像や扉絵の間を見た後、
いよいよご本尊阿弥陀如来像を
間近で見られる鳳凰堂内部へ。
平安時代の建物内という事で、「かばんは前に持って」とか
「手すりや壁には絶対持たれないで」等色々と注意事項が説明され、少し緊張します。
修復のための足場の掛かった内部では、
ゆっくり阿弥陀如来さんを拝む事が出来るんですが、
お参りと言うよりは博物館へ来たような感覚のお寺でした。