池田住宅建設TOP > 池田住宅建設スタッフのブログ > 「二段ベッドが肝ですねん。」

「二段ベッドが肝ですねん。」

 今年は寒い寒い日が続きますね。池田 郁夫です。

私が住む猪名川町ではちょこちょこ積雪もあって、
畑の野菜達が凍てて大変な事になっております・・・ 

暖かくなるまで畑はお休みかなぁ。

さて、12月末の仕事ですが、なかなか苦労したので(笑)
こちらでもそのお話させて下さい。

それは、過去にマンションリノベーション工事をさせてもらったお宅に、
子どもスペースを新たに設けるという物です。

新たに設けると言ってもマンションは増築は出来ませんので、
LDKの一角を区切って、子どもスペースを設けるんですが、
頭を悩ませたのが設計事務所の先生が設計監理したお住まいという事。

それはそれはもう空間が洗練されていて、
そこに手を加える事になるので、気が重い重い(笑)。

施主さんの要望としては・・・

●大きなLDKの一角を二人の子どものスペースとして、区切りたい
●プライバシー(視線)にもある程度配慮したい
●”机”・”収納棚”・”就寝スペース”の機能を確保したい
●それぞれのスペースに直接出入り出来るように
●出来るだけ均等の広さになるようにしたい
●子どもの独立後は撤去できるようにしたい

こんな感じでして、なかなか盛り沢山。(笑)

撤去可能となると、造作家具を配置した空間の区分けがベターと判断しました。

が、就寝スペースをどう確保するか、
単純に考えて1m×2mのスペースが必要となる訳で、

それを二つ・・・となると、かなりの面積が必要となり、
LDKがどんどんと手狭になってしまいます。で、頭に浮かんだのが二段ベッド。

造作の二段ベッドを子どもスペース設置の肝にしたプランを作り、
施主さんに提案してみたところ、すんなりとOKを頂いたので、

そこからは年内の納品を目指して、大工さんと加工・製作の日々。

机と収納棚はシナランバーという板材を中心のシンプルな作りなので、
数日で完成。手間が掛かったのが、造作の二段ベッド・・・(汗)

現場で組立作業をするので、その際の施工性を考慮し、
住宅構造にも用いる金物工法を二段ベッドに転用してみたんですが、
その加工が想像以上に手間が掛かって掛かって・・・(汗)


普段は当り前に思っているプレカットの精度がいかに素晴らしいか、
身をもって味わいました。


大工さんのお陰で、12月中になんとか納品が出来、施主さんにも喜んで頂けました。
杉の軸組みの間に落とし込んだ間仕切りも杉板、

杉をふんだんに使ったそれはそれはぜいたくな二段ベッドを中心にした
子どもスペースが出来上がりました。

あ〜無事に終わって良かった・・・。


ただ、僕の指矩(さしがね)があれから見当たらない・・・。

%8E%D2%8E%D8%C4%CC2%B7%EE%B9%E6%A1%B203_14.jpg%8E%D2%8E%D8%C4%CC2%B7%EE%B9%E6%A1%B202_13.jpg

%8E%D2%8E%D8%C4%CC2%B7%EE%B9%E6%A1%B201_11.jpg



池田住宅建設TOP > 池田住宅建設スタッフのブログ > 「二段ベッドが肝ですねん。」