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「なにやらドタバタと・・・」

 こんにちは、設計士の池田 郁夫です。

この時期は三寒四温という言葉通り、
暖かくなったり寒くなったりとなかなか大変です。

今年は特にその寒暖差が大きいように思え、
春のような陽気に油断すると凍えてしまう事もしばしば。

春が初夏(夏は夏でしんどいですが・・・)が来るまで、もう少し寒さを楽しもうと思います。

 さてさて、ポカポカと陽気な日が増えてきたからか?
コロナ禍での生活に慣れてきたからか?
住まい造りに関するお問い合わせが増えてきました。

小さな改修からマンションリノベーションや新築戸建て、
普段は一人で設計事務所を営んでいる私は2件、3件が重なると
すぐにテンヤワンヤでございます。(笑)

特に計画が動き出す最初の段階は、下調べや各所への連絡や確認などが多く、
そのやり方も各所によって異なるので、進まない割にやる事が多い・・・という辛抱の時期。

その中で最初に取り組んだのが、大阪府豊能郡能勢町の現場。
ちょうど一年前は同じく能勢町で加工場の新築工事をしていましたが、
大阪府のテッペン(最北端)と言われている通り、それがもう寒い寒い。

昨年は最北西部で今年は最北東部の現場ですが、まあ、どちらも同じように寒い。(笑)

日本海側からやってくる雪雲に怯えながら、築100年ほどの牛小屋を、
お施主さんが営んでいる鍼灸院の診察室にリノベーションする工事に入らせてもらっています。

リノベーションと言っても今回、任せてもらっているので、構造躯体の補強まで。

築100年ですので現在のような基礎も当然無く、
柱が乗っている土台もほぼほぼ朽ちている、お世辞にも良好とは言えない状態。

とはいえ、予算にも限りが有り、建て替えは現実的では無く、
今回は補強工事へと落ち着く事になりました。

施工内容としては、既存建物の外回りにぐるりと基礎を設け、
その上に土台・柱・梁・桁を組み上げ、既存の構造と緊結するというもの。

理想は小屋組みも新たな構造体に乗せ替えたかったのですが、
手間は掛かり過ぎ予算オーバーとなってしまったので、
今回は小屋組み下までの補強となりました。

工事が進む中、何度も“歪んで古い建物を改修するよりも
建て替えた方が施工は楽だろうな・・・”という思いが頭に浮かんできます。

でも、廃棄物などの環境へ負荷を考えると(色々な考え方有ると思いますが)
出来るだけ取り壊しをせず、今あるものを活用するのも
建築に携わる私たち世代の課題なのかなと思って、ドキドキしながらやっています。

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