~まさかの被害~
皆さま、こんにちは池田です。
今月は、メンテナンスのご依頼で
外壁と屋根の点検をした時の事をお伝えします。
2018年の9月に起きた台風21号の被害って覚えておられますでしょうか?
あの凄まじい風で関西国際空港の連絡橋にタンカーが流されて、
衝突していた衝撃的なニュースが思い出される、あの台風です。
台風21号の被害により、私達のお客様もかなりの被害に遭われて、
恐ろしい程の修理依頼が入りました。
火災保険の風災の申請もどれ位したのか覚えていない程です。
ご依頼を受けた修理もなかなか進まず、全ての工事が完了したのが昨年の春頃でした。
流石に被害の修理依頼は無くなりましたが、
建物のメンテナンス依頼で外壁と屋根の点検をしていると、
かなりの確率で屋根、外壁に損傷が見つかります。
例えば
・ 屋根の棟をカバーしている板金の剥離
・ 瓦の損傷、およびズレ、漆喰の脱落
・ 樋の損傷、破損、変形
・ 外壁の損傷、破損
・ アルミサッシやシャッターの損傷、破損等
実に訪問して点検した住宅の5軒中4軒の方々(80%)のご自宅に損傷が見つかりました。
これらの損傷のほとんどは2年前の台風21号の風災が原因と思われます。
損傷により、雨漏りや外観上の問題が発生して、気が付いた方々からのご依頼で、
すでに多くの火災保険の申請や修理をさせて頂きましたが、雨漏りや見えない場所では
実害を実感する事が無いために、全く気が付いておられないというのが、現状のようです。
中には、屋根の瓦や板金が剥がれたり損傷したりして雨漏りが発生しているんですが、
屋根裏に流れ込む雨水の量が少なく、室内天井にその被害が出ていないケースも有りました。
が、長い間放置しているので、
屋根裏は雨漏りの影響で木材等に腐りが発生している場所も沢山有りました。
今頃になって被害が分かっても・・・と思われるかもしれませんが、
実は火災保険の時効は、【事故日から3年】なので、
今からの申請でも全く問題ございません。
現在も3件の申請を提出して、保険会社の鑑定結果待ちという状況です。
保険が使えるのに、
【被害の事実】
【火災保険の風災特約が補償してくれるという事実】
【時効が3年】
【今からでも申請可能という事実】
これらを知らない人が多過ぎる事にもビックリしています。
火災保険未加入の場合はどうする事も出来ませんが、
申請が可能なのに気が付かずに申請していない方が、
実際には非常に多い事に、最近になって気が付きましたので、ご紹介させて頂きました。
