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冬が来る前に・・・

横山横山

 さぁ、秋本番!
 と思ったら冬を思わせるような寒い日や、
夏に逆戻りという暑い日が有ったりで、
さわやかな秋晴れの日が余り無いですね。

最近は、どんどん、4季から春・秋の気持ちの良い季節が
無くなって行き、寒〜い冬と暑〜い夏の2季になっているような感じです。

そんな中ですが、お茶では最後の風炉の稽古で、お菓子は毎年恒例、
先生手作りの“丹波栗のきんとん”で、掛軸は“風露新香隠逸花”
(ふうろ/あらたに/かおる/いんいつのはな)と秋を楽しみました。

大徳寺の古溪和尚が、利休に送った詩の一文で、“菊の花が露を帯びて、気高い香りを
放っている”と、高貴な花、菊にたとえて、利休の徳を讃えたんだそうです。

ですが、私自身は菊の花に対して、我が家はもちろんですが、近所でも
お庭に植えられているのを見る事も無く、お供えの花、もしくは、昔よく見た菊人形の
花位の認識でしか無いので、今一、ピンと来ないと言うのが正直なところです。

でもよく考えたら、利休さんの頃は、今のように沢山の外来種の艶やかで
香りの強い花が無かった時代、きっと、色や匂い、音等がとてもシンプルな
時代だったんでしょうね? 

そう言えば、この時期に開かれる“菊花展、植木鉢に1輪だけシュッと伸びて、
黄色や紫、白等の大輪の花が咲いたのは、確かに気品が有りました。
そんなイメージでしょうか?
今度、菊の花を見る時には、そんなつもりで、見て、香ってみようと思います。


 11月はいよいよ“炉開き”、そして立冬です。
72候の、山茶始開(つばきはじめてひらく)、炉の季節に欠かせない茶花、
ツバキのシーズンが始まります。立冬を前に、三田の我が家では、
早くも炬燵がお目見えしました。

夫からは「そろそろ毛布を・・・」と所望されており、
ここからは一気に寒くなって冬らしい、しぐれる日が増えて来ます。

でも冬が来る前に、ハナミズキ、ヤマボウシ、ライラック、こぶし等、落葉樹の剪定と
植木鉢の夏花をパンジーに植え替えなければ・・・ 
そしてモミジは綺麗に色付いてくれるでしょうか? 

秋から冬にかけての風物詩と言えば、
家の裏の街路樹の大量の落ち葉拾いも忘れてはいけません。
庭も街路樹も季節を感じさせてくれる楽しみですが、面倒な事も有りますね。

だからでしょうか?、最近、ご近所でも、庭に木や花を植えないお家も増えて来ています。
街並みのお約束だった生垣も無くなって行き、アルミのフェンスが増えています。
年を取られた方は、“庭じまい”をされ、若い方達は最初から植えられないようです。

よそのお庭を垣間見ながらの散歩は楽しみなので、少し寂しいですが、
これも致し方無いんでしょうね。


 家の中では、今、編んでいるジャケットを寒くなる前に仕上げたいんですが、
製図で手こずっています。しばらく前からラグラン袖に凝っていて、洋裁でも、
レースのコートと羽裏のブラウスを縫いました。

基本的な考え方は、洋裁も編み物も同じようなんですが、実際には伸縮性の有る
編み物の場合、ちょっと違っているようで、何回か製図を引き直していて、
その度にあぁ、そうか! と気付きは有るんですが、
製図用紙が段々ボロボロになって来ています。(笑)

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