家一軒・・・

(西村)
早いもので、今年に入って、
もう3か月が過ぎましたね。
4月は一般的には新年度が始まりますが、
私にはあんまり馴染みが無いですね。
新しい人が入って来る訳でも無く、何1つ環境が変わらないので
4月は、1年のその12分の1か月という感じです。
年始に今年も良い年にしようと願ったので、
それと確定申告が1月1日から12月31日までの期間なので、社会人になってからは、
4月始まりというのが1年の始まりとは思えません。
それでも暖かくなって来たので散歩や花見をしたりして、酒がおいしい季節です。
結局、何かと口実を作ってお酒が飲めるから楽しい時期でも有ります。(笑)
今年初めから工事していたマンションリノベーションが無事に終わりました。
無事にとは、普段なら打ち合わせがある程度終わってから工事を進めますが、
今回は打ち合わせをしながら工事を進めていったので
(打ち合わせをしたのは私ではないですが)、ドキドキしながら作業をしていきました。
先月号で天井下地を先に施工したと書きましたが、
やり易さで言えば、先に壁の下地を建ててからの方が、どちらかと言えば私はやり易いです。
壁を先にすると、壁と壁の間の寸法が大体2.5m以内に、納まる事が多くて、
天井の下地は、継ぎ継ぎにすると真っすぐが通し難いので、
なるべく1本の寸三で通したいので・・・なんで2.5mにこだわるのか?
2.5mは、斜めにしてエレベーターにギリギリ入る寸法なので、
なるべく材料はエレベーターに納まる寸法にしています。
そうしても入らない物も有りますが・・・。
でも今回は天井スラブ(上の階の床を支えるコンクリートの梁)間がどの部屋も
3.1mだったので、生(規格寸法)の寸三を現場に入れる事にしました。
もちろんエレベーターには入りません。
今回はまだ4階だったので、
3.5mの生の寸三を1階、3階で中継して、
4階で部屋に引き入れる作業をしました。
9本くくりを10束分(90本)を2本ずつ、
3人で部屋に入れました。
これまでエレベーターを使わずに、
生の寸三を上げた最高階は14階でした。
天井の地と壁の地が出来たら、電気屋さんが電気の配線を天井から壁の中に入れて、
スイッチとかコンセントの位置に落としていきます。
電気屋さんが終わったら、石膏ボードを天井から張っていきます。
天井のボードを張り終わったら、建具の枠を取り付けながら壁のボードを張っていきます。
壁のボードの張り方は、人それぞれですが、私はなるべくボードのすり合わせが
少ないように、端から順番に部屋を1周する感じで張っていきます。
ボードを張り終わって、壁が出来ると、やっと家らしくなってきます。
廻り縁(天井と壁の間の木、最近は付けない事も・・・)と
巾木(壁と床の間の木、樹脂製の事も・・・)を入れると大工工事は終わりです。
それからクロスを貼って、トイレ、洗面台を取り付けて、洗い工事をすると完成です。
ざっくりでしたが1軒の家を造る工程になります。細かい所も有りますが、こんな感じです。