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車のドアと新しい工法

西村大工
(西村)

 先月、知り合いの大工さんの建て方(上棟)の応援に行きました。
いつも私の車(ノア)で、もう一人の大工さんを迎えに行き、
コンビニに寄ってから現場に行きます。

今回も迎えに行って道具を積んで、
コンビニで昼ご飯の弁当を買って、マシンでコーヒーを入れていると
「西村君、後ろのドア開いてるで!」
と言うので、リモコンの閉めるボタンを押しました。

コンビニを出ると、まだ後ろのドアが開いていて、
「ん? なんで? リモコン届かんかった?」と後ろのドアノブを引っ張ると、
半分までは締まりますが、そこまで行ってピーと鳴って又戻っていきます。

「うわ!ドアが閉まらん」と何回か閉めても同じで、手動に切り替えても半分までしか
閉まらずで、何とか無理やり閉めても、あと3センチ閉まらず、
半ドアの状態で現場に行きました。

たいがい神戸の現場なんですが、今回は尼崎の現場だったので良かったです。
これが神戸やったら高速に乗らないと行けないので大変でした。
建て方をしていても頭の中は車の事でいっぱいでした。
 
 今回の建て方はちょっと変わっていて、普通は1、2階の構造を全部組み立ててから、
外壁下地ベニヤを貼りますが、今回は1階を組んだら先に外壁を貼ります。

そのベニヤにも番付が有り、全部カット済みで、間柱にも内壁下地べニアに付いていて、
壁の部分は1枚ですが、窓が在る部分は上下左右と4分割で、
まぐさ(窓の上部壁を支える部材)も付いていて、それを組んでいきます。

材料が重いので上から降ろす事になりましたが、外周1周分を2階の床に降ろすと
すごい量になるので、1梱包降ろしたらそれぞれ使用場所に運ぶ間配りをし、
又1梱包降ろして間配りをしますが、どれが何処のか? 
を探すだけでも時間が掛かり、芯々900mmで追っていくと、出隅が52mm残ります。

さっきゴミと思って下に降ろした小さい材料が、その端に打つべニアやったんやと慌てたり
しました。まず1階の外壁下地を終わって、2階の構造を組み外壁下地を貼ってという感じ
ですが、初めての工法だから手間取ったのか、屋根下地を貼る時間は有りませんでした。

プレカットしていた方が早いのか? 
現場で切った方が早いのか? いつも思います。

一度マンションリノベで実験を兼ねて、壁の下地を組んだのを繋げていくというのをしましたが、
図面では壁の高さは一定ですが、実際はガタガタなのでカットしたり、浮かしたりしました。
一度だけだったので、上手い事行かなかったのかな?

 車の事が気になって、昼休みに車屋さんに電話して修理の段取りをすると、
2日後に持って来てという事に決まりましたが、「半ドアのまま乗っても大丈夫ですか?」と
聞くと「いや、それは危ないのでー。」となんか変な感じだったので、現場が近いので、
昼休み中に戻って来られるだろうと、「今から持って行っても良いですか?」と聞くと、
何とかいけるようだったので、車屋さんに向かおうとしました。

が、地図を勘違いしていて距離的に無理だと気付き、車を預ける事になる事も考え、
急遽妻に電話して「帰りはバスで帰る事になるけど、ごめんやけど良い?」と聞くと、
渋々ながらオッケーだったので、実家の車を借りてもらい、中間で落ち合って車を交換して、
妻に車屋さんに行ってもらいました。

車屋さんで見てもらうとモーターが壊れて、ワイヤーが絡まっていたので
閉まらなかったようです。ワイヤーを切って手動にして、閉まるようになりました。

車屋さん曰く「古い車なので、これから色んな所が壊れるかもしれないので、良ければうちで新車もお考え下さい。」との事でした。

車を交換し、昼休みは少し過ぎましたが、現場に戻る事が出来ました。
この日は皆に迷惑を掛けました。今考えると、今日、半ドアでウロウロ出来るんやったら、
別に2日後でも良かったんちゃうかな? と思いました。

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