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壁紙貼り分け位置

西村大工
(西村)

 以前、ガスレンジ前の壁を取って、
アイランド型のキッチンへの取り換え工事をしました。

ガスレンジ前の壁に構造補強の筋交いが有れば、
後ろの壁に筋交いを移植する、
無ければラッキーという事でしたが、
しっかりと筋交いが入っていました。(苦笑)

壁紙の貼り分けをレンジフードの排気ダクトカバーの端にし、ダクトレールの照明で
目立たなくしようと、キッチン図面でその位置を出そうとしましたが、図面には、
レンジフードのビスを留める位置と換気ダクトを出す位置と、本体の大きさは有りますが、
排気ダクトカバーの大きさまでは描いていません。

レンジフードメーカーで検索しても、キッチンメーカー品番のため検索出来ないんです。

図面の縮尺を信じて分一で(ほんとは三角スケールを図面に当てて図りますが、
いつも持ち歩いていないので、縮尺から実寸を割り出しました)張り替え位置を決めたり
照明の電源を天井から出す位置を決めました。

本来はキッチンを解体して壁を補修して、下地を入れて壁紙を貼る段取りでしたが、急遽、
床材も張り替えるという事になり、床をめくっていきましたが、前の大工さんが接着剤を
しっかりと付けていたようで、3坪分のフロアーをはがすのに2日掛かりました。

なので、工程がグチャグチャになって、余裕が有ったのにパツパツになってしまいました。
壁紙も2日間の工程でしたが、壁紙屋さんが1日で終わらせたいと言うので

「いいよ、キッチンは床材貼るからリビングの方から貼り替えしていって。」
とは言ったものの、いざ作業すると、ボード補修した個所をパテするから、キッチン、
リビング関係無く作業をするので、バタバタでした。

文章で書くと壁紙屋さんがガツガツ仕事しているみたいですが、床を貼っていたらちゃんと
気を使って後にしてくれたり、パテは一度で終わらせたいのも分かるので、
お互い様って感じで現場は進んでいます。

壁紙も床も貼り終わって、次の日にキッチン屋さんが取り付けに来ました、
最初にキッチンパネルを貼ってレンジフードを取り付けていました。

ダクトの高さが足りない事が心配でしたが、何とか工夫してレンジフードを
取り付けてくれたので、その時点で安心して、天井壁紙の貼り分け寸法を忘れていました。

もうそろそろキッチンの取り付けが終わるっていう時に、掃除をしながらリビング側から
何気無くキッチンを見ると「あれ? なんかあそこおかしいな・・・」
という感覚が起こりました。

近くで見ても、違和感は有るけど何か分からなくて、ふーん排気ダクトの横、
壁紙ずれんねや・・・?って感じで見ていましたが、ハッ!として、
天井の貼り分け位置がズレてる!!! 

排気ダクトの寸法は分一で測ったとは言え、奇跡的に合っていましたが、
排気ダクトの高さを調整する部材が3センチ程小さくなっていたので、その小さくなった分、
壁紙の貼り分け位置がズレていました。

キッチン屋さんは、私が何かじっと見ているのを感じたのか
「あ、これ? ズレてるなーとは思ったけど図面の寸法通りに、付けちゃった。」と・・・。

今更やけど動かしてもらおうかと思いましたが、カウンター端のコーキングで仕立てで、
ゴミがくっ付いてややこしくなりそうなので、又こっちで移動させます、と伝えて
キッチン作業は終わりました。

次に日にレンジフード移動しました。
作業前の確認作業は大事という事が改めて分かりました。

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