暑い夏と熱いオリンピック

暑い夏でしたね・・・と過去形になっているでしょうか?
残暑も厳しそうですが、少しは涼しくなっていて欲しいです。
毎日毎日、猛暑日と熱帯夜が続き、いいかげんにして!と
思う日々の中、熱いオリンピックに元気をもらえましたね。
始まる前は、遠いフランス、時差も有り、どこか他人事
でしたが、いざ始まり、日本選手の活躍を見聞きすると単純にうれしくなります。
熱中症が怖いので「夜は眠らなきゃ!」とリアルタイムで放送を見る事は無かったですが、
朝食を作りながら、日本人選手の活躍を伝えるニュースに聞き耳を立て、
気持ちの良い一日をもらう事が出来ました。
選手の活躍もさる事ながら、開会式の選手入場は、印象的でしたね?
セーヌ川を船に乗って・・・素敵でした。何より街中が歴史的な建造物だらけで、
大きな博物館のようで、「パリ行きたい!」とミーハーしてしまいました。
オリンピックの開会式で毎回思いますが、国って沢山有りますね。
名前も聞いた事の無い国が・・・と言うより、知ってる国って極わずかなんだな〜と
つくづく思います。知らない国の登場には、どこに在るんやろう?
とアイパッドで調べたりして、とても忙しかったです。
次回のオリンピックでは、画面の端に地球儀を置いて、各国の紹介時、その地球儀を
クルクル回して、場所を示して下さいとNHKさんにぜひお願いしたいものです。(笑)
暑い暑いと家でゴロゴロしてるのもなぁ・・・と、7月の終わりに岡山県津山市に在る、
美作国一宮、中山神社へ。以前、兵庫県の旧国は5つ在って兵庫五国と書きましたが、
岡山県も備前、備中、備後、そして、美作の四国で吉備の国だったそうです。
備前は兵庫県の一部を含んでいたそうですし、
備後は現在広島県の東部だったという事で、とても大きな国、勢力だったんですね。
左の写真、鳥居の両柱を支える貫、
大抵柱から左右に突き出ているんですが、
この鳥居は出ておらず、珍しいです。
社殿も“中山造”と呼ばれる珍しい造りで
美作の神社の模範とされたようです。
主祭神は、鏡作神(かがみつくりのかみ)で、牛馬守護、鍛金・冶工の守護神との事です。
次は同じく美作国、国分寺へ。
国分寺は741年に聖武天皇が
仏教による国家鎮護のため、
当時の日本の各国に建立を命じた寺院で、
奈良の東大寺は、国分寺の総本山
という位置付けだそうです。
美作の国分寺は平安時代の末頃廃絶したと考えられていて、
現在の本堂は文政11年(1828年)に津山藩主松平家の補助によって再建されたそうです。
現在の国分寺は昔、塔が在った場所付近に在って、
境内には、その塔の礎石が幾つか在り、
当時の国分寺の大きさを想像させます。
昔の国単位で在る事の多い一宮ですが、
国分寺も国単位なので、一宮の近くには
国分寺が在る事が多く、
それぞれ一宮町、国分寺町等と
地名になっているのも土地の人と
深く関りが有ったという事なんでしょうね。