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『土佐杉で造る真壁の家ができるまで』

はじめに申し上げます。 『土佐杉で造る真壁の家ができるまで』は、ながいながいストーリーです。


「ひとつの家が出来上がるまでを、出来るだけくわしくみなさんにお伝えしたい!」

その思いからつくったページです。どの工程も短くするわけにいかず、ましてや省くことはできずに、こんな長いページになってしまいました。
しかし、それだけ家づくりは手間暇がかかるものだということがお分かりいただけると思います。家とは、買う側にとっては一生付き合っていくもの。作る側も、そのことを誠実に考えれば考えるほど、やはり手間暇がかかってきます。

ゆっくりスクロールして順番に流れを追っていただくのも良し、また右側に出ているナビゲーションバーで興味のある工程(例えば「9.土台引き」など)をクリックしていただければ直接そこだけを見ていただけるようになっています。




さて、わたしたちが、国産材の「杉」にこだわったのには訳があります。
今、日本の森林は荒れ放題の状況です。現在、国内の木材需要の80%を輸入材が占めており、国産材需要はわずか20%なのです。膨大な需要に国産材の供給が間に合わなくなって、安い『外国材』が大量に輸入されるようになった結果です。人工林は人が手を入れなければ、良い木が育ちません。国産材が使われないままでは、日本の森林は荒れたままになってしまいます。

私たちも建築に携わる人間として、この状況に手をこまねいているわけにはいかない!と、国産材の需要回復を目指し、つくりあげたのがコンセプト住宅『野間の家--土佐杉で造る真壁の家--』でした。

当初の目的は、単純に「国産材のスギを使った自然素材の家を建てる」ことだったのですが、スギの良さを活かす為にはあらわしにしたい、そのためには真壁しかない、というこだわりの流れに変化していきました。
通常「真壁造りの家」は、手間がかかる上、高度な施工レベルを求められるので、一般の住宅ではなかなか見ることができません。工期短縮やコストダウンなど、「効率」が求められる時代の中で「真壁」は年々衰退していっています。

しかし、効率を求めることで失われるものもあります。わたしたちは効率よりも質を重視します。

そのため、わたしたちのつくる家は決して安くはありません。質の良いものをつくろうとすれば、それだけの価格にどうしてもなってしまいます。ですから、コストパフォーマンスで考えると決して高くはありません。

ただ、「家」の質は外見だけではわからないものです。内部の構造がどうなっているのか、丁寧な施工がされているのかは、完成する前の段階に顕著にあらわれてきます。

このページで、完成するまでの流れを見ていただき、わたしたちの家づくりをもっと分かっていただけるよう、また家の購入を考えてらっしゃる方のご参考になればと思っています。

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