ある日のお客様との会話
こんにちは。酒匂です。
先日の完成見学会でのことです。お客様とこんなお話をしました。
お客様「この近所で平屋が建ってるの知ってる?」
わたし「あ、ハイ。当社で建てた平屋がご近所にあります。」
お客様「あ、お宅が建てた家だったの。
いいわね~。わたし、次建てるときは絶対平屋が良い!って思ってるのよ。」
わたし「へー・・・。それはまたどうしてですか??」
お客様「若い人には分からんやろうねぇ。段々とね、階段の上り下りとかが辛くなってくるんよ。
わたしも今の家を建てたときは、子供もいるし当たり前みたいに2階建てにしたけど
もう、子供も家を出て行ったら家におるのは2人だけになるでしょ。
そしたら、結局2階を使うことって、ほとんど無くなるからねぇ。
でも2階を使わないからって上がらなくていいかっていうと違うのよ。
結局、雨戸の開け閉めだとかで上がらないといけないのよね。
そういうのが、もう大変で!」
わたし「な・なるほど・・・。(かなり今の家に不満を持っておられるんだなぁ)
じゃあ、1階にリビングとかキッチンとか水周りなんかの”みんなのスペース”があって、
さらに寝室なんかの”自分のスペース”も1階にある。という形が理想なんですね。」
お客様「うん、そうね。
そうなんやけど・・・。
でも、それだけやったら足りないわ~。」
わたし「え、足りませんか?」
お客様「いや、本当はそれで充分なんだけどね。
孫とかが来たときに泊まれる場所とかが欲しいのよ。
それで、なんか楽しい感じにしたいわねぇ、孫が来たくなるような。」
わたし「なるほど・・・。(お客様の気持ちって難しいもんだなぁ)」
お客様「あと、大きいお庭なんかがあるといいわね!園芸なんかしてねえ。」
わたし「でもお庭はお手入れが大変でしょう。(話が大きくなって来たなぁ)
うちの母が”膝を痛めてからガーデニングが辛くなった”と言っていましたよ。」
お客様「それもそうね、この辺は緑が豊かだから、お庭がなくても良いかもしれないわねー。」
わたし「にしても、それだけの部屋を1階だけに集中させるとなると
なかなか大きな面積が必要になってきますよね。」
お客様「そうね、平屋って贅沢なのよねー」
今まで特に『平屋建て』について考えたことがなかったので、
「なるほど、こういう考え方もあるのか」と思ったものの、今ひとつピンと来ませんでした。
が、その後、他のお客様からも全く同じ意見をお聞きすることが何度もあり
「え?? 平屋建てって、そんなに一般的なの??」とビックリしました。
実際、平屋建てのお宅ってあまりないですし。
社内で、この話をしてみると意外に「自分も平屋がいいと思ってる!」というスタッフが2人もいました。社長である池田と、お客様担当の横山です。