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メリット通信2010年2月号

10/1/17(日))『地熱住宅って、どうなってんの?』という方へ『外断熱の地熱住宅セミナー&IHクッキングヒーター体験会』

こんにちは、藤田です!今回は1年ぶりの【地熱住宅セミナー】と、1年4カ月ぶりの【IHクッキングヒーター体験会】ということで、5組7名と現在三田市で新築工事中のK様にご参加頂きました。

地熱住宅とは 地熱セミナーには珍しく女性が多数ご参加という事で、出来るだけ理屈っぽい話と難しい単語を使わずに、【地熱】を分かりやすくご説明できるよう、一目で解って頂ける(?)沢山の資料をご用意させて頂きました。が、本当に沢山用意しすぎて、資料の確認だけで、15分!お荷物になってしまいすみません(汗)

 デザインに走った住宅でのクレームや、外断熱住宅に起こった問題点など「池田住宅がなぜ地熱住宅を選んだか?」をお話させて頂きました。
1時間半で全てをお伝えするのは難しいですが、「何度かイベントに参加してやっと少し分かってきました。」というご意見をよく頂くので、今回のセミナーで「???」と思われた事が、今後「なるほど」と繋げて頂ければいいなと思います。

IHクッキングヒーター体験IHクッキングヒーターでのお料理体験は、いつもお湯を沸かすところから始めます。
その速さには皆さん必ず驚かれます。
今回はご飯もIHで炊いて頂いたんですが、タイマーをセットすれば、後は放ったらかし、20分ほどで出来ちゃいます。
その間に『揚げ豚のゴマソース』『小松菜とはんぺんのポン酢炒め』『焼きサバ』とおかずを調理します。

焼き魚はグリルに「水」を入れるか入れないか、メーカーや機種によって違うので、食べ比べて頂きます。
魚を入れて切り身、姿焼などメニューを選べば、焼き加減を見なくても裏も表も勝手に良い感じに焼いてくれます。
逆に、確認のために開けたり閉めたりしていると庫内の温度が定まらず失敗してしまうそうです。

IHクッキングヒーター 揚げ物揚げ物は油が飛び散らないように、キッチンペーパーでお鍋にフタをしたり、お鍋の横に新聞紙で造った入れ物をくっつけておいても大丈夫なんですよ、とIHの便利な使い方を実践しながら調理して頂きました。
炎が見えないので油断しがちですが、最大出力だとガスよりもIHの方が火力(というのでしょうか?)が強いので、炒めものや煮物なんかは最初失敗する方が多いそうですが、毎日使うものなので皆さんすぐにコツをつかむことが出来るようです。

食後は地熱住宅のデメリットや、今お住まいのお家を少ない費用でより暖かくするには?などをお話させて頂きました。
宝塚にお住まいのM様は、15年前の地震の影響で家が傾いて【すきま風】だらけになってしまい、家の中がとても寒いそうで「自然と体に力が入っているのか、すごく肩が凝るんです。」とおっしゃっていました。
そういえば横山もよく「寒くて肩凝る!」と言っています。

最後はIHのお手入れ方法を教えて頂きました。
皆さん、熱心にご覧になっていました。ご参加ありがとうございました。
次回の見学会は日程が2月21日(日)に変更になりました。同封のご案内をご覧ください。
今回セミナーにご参加いただいた皆さんには、ぜひ体感もして頂きたいです。お待ちしております。





池田

「男の本音?」


 皆さまこんにちは!池田です。
今年に入り寒い日が続くようになってきましたが、やっと冬らしくなってきたって感じですね。
昔は朝の現場と言えば、必ず水が凍って水道が使えない事がよくありましたが、
最近は殆どなくなってしまいました。
やっぱり地球温暖化は目に見えるものになってきているんでしょうかね?

 先日、面白いご相談を頂きましたので、少しご紹介させてください。
奥様がとても、温熱環境に興味があり、かなりいろいろと勉強されておられているようで、
「現場も一度見てみたい!」と何度もご相談を頂いてはいるのですが、
肝心のご主人は全くご興味が無いようです。

 「寝るだけに帰る家だから安い家にして、大きな借金を抱えたくない!!」
の1点張りで、ご夫婦での家づくりがいつまで経っても平行線のままなので、
一度私に「ご主人を説き伏せてもらえないか?」というお話でした。

さすがの私も即答で『それは無理です!!』とお断りさせて頂きました。
我々の地熱住宅に興味を持って下さる奥様のお願いですから是非とも何とかしたいですが、
興味の無いご主人に興味を持ってもらうとなると、私には到底無理です。


 でも何となくわかるんですよね〜
こんな仕事をしている私だからこそ、いろんな事を経験して、今の家づくりに到達しましたが、
もし私が今のこの大不況にサラリーマンなら、やっぱりご主人と同じように大きな借金は怖いですよ。

朝から晩まで働き続けて、家に帰れば、お風呂に入り、寝るだけのような生活なら、尚更、
そんな気持ちになるのも当然だと思います。
できる事なら、『家を建てたくない!』ってのが、男性の本音じゃないかなと思います。

そんな風に、気持ちが解ってしまうからやっぱり、説得はできません!
有難いお話だけど、やっぱり難しいです。


暗い話になりますが、日本の毎年の自殺者は約3万人でその内、住宅ローン破綻者は年間1万人とも言われ、更に住宅ローン破綻者予備軍はその10倍とも言われています。恐ろしい事です。
こんな時代ともなれば、家づくりに慎重になるのも当然です。

無理は禁物です、だからと言って後で後悔するような家づくりをお薦めしている訳ではありませんから、間違わないでくださいね。
その時期が来るまで、我慢も必要ではないでしょうか?

特に小さいお子さんがおられる皆さま! 
子供たちが小学・中学・高校・大学と進むに連れて、恐ろしいほどお金が要りますよ〜(怖)

私も身につまされています。高校生を頭に3人ですからね〜、ツライ。

池田





西村大工
(西村)

はじめまして!!


 はじめまして!!池田住宅入社2年目の西村です。
1月号では、今年の抱負を書いたのですが、メリット通信の1ページ分は初めてなので、ちょっと緊張しています。
これから毎月登場するはず(?)ですので、よろしくお願いいたします。

簡単な自己紹介をさせて頂きます。
西村 佳晃(にしむら よしてる)35歳の新入社員です。(笑)
主に大工として、活動しています。
営業や打ち合わせには、あんまり参加しませんが・・・。
(お客さんと話したりするのは、まだ慣れてなく、はっきり言って苦手です。苦笑)


1月号から1ヶ月も猶予があったのに、結局ぎりぎりになっても話題の一つも無く、何を書こうか迷っていた時、いつも現場監督の井元や軒が、う〜ん、う〜んと唸っているのがよく理解できました。

で、前々から気になっていて、行ってみたいなーと思っていた『ジブリの絵職人 男鹿和雄展(おがかずお)‐トトロの森を描いた人‐』のことを書こうと思います。


男鹿和雄展『男鹿和雄展』は神戸にある兵庫県立美術館で開催されていました。
1月17日に行って来たのですが、この日は美術館の近くでも阪神・淡路大震災15周年の記念行事が行われていて周辺はたくさんの人で賑わっていました。

この『男鹿和雄展』も阪神・淡路大震災15周年記念行事だそうで、だからなのか1時間以上も入場待ちをして退屈でしたが、中に入ると、今までの時間を忘れさせてくれる、作品の数々でした。

今までよく見ていたジブリ作品の背景(人物は出てきませんが)を見ていると、映画の一場面を見ているようで、とても懐かしい気持ちになりました。

2月7日(日)まで開催しています。
このメリット通信がお手元に届くギリギリでしょうか?

もしお時間が合えば、ジブリ作品を知っている人も、知らない人も、心が和やかになる展覧会だと思います。
ぜひ皆さんも足を運んでみてください。




特注金物大好き・納まりにこだわる 現場監督 軒
(軒)

れすきゅー隊みたい?


 こんにちは、ウィーを買い、“ニュースーパーマリオブラザーズ”にはまっている現場監督の軒です。

 先日、会社に一本の電話がかかり、藤田が何か深刻そうな感じの電話対応・・・。

「工事現場で事故でもあったか〜?」それとも「ご近所様から苦情かな〜?」
と不安に思いながら聞いていたら、電話の相手は、OB施主ののA様でした。

奥さんが外に出たほんの一瞬の間に、お引き渡しをしてから生まれたまだ小さな子供さんが、
誤って玄関の鍵を閉めてしまい、家の中に一人閉じ込められた状態になったようです。


パニック状態になったお子さんを見て、奥さんも1階の窓が開いていないか探されたようですが、
あいにく開いていず、お隣さんの電話を借りて連絡をしてこられたような緊急事態です。

これは、大変とすぐにサッシ屋さんに電話して、何か方法がないか聞きましたが、
「ガラスを割るしかないと思います。」と想像通りの答えです。
確かにサッシ屋さんが簡単にすぐ入る方法を知っていたら防犯上かなりまずいです。

いろんな鍵を開けてくれるらしい鍵屋さんの事も説明しましたが、
ガラスを割ってでも少しでも早く家の中に入りたいとの事でした。
すぐに道具と梯子を用意してお宅に向かいました。


お宅に向かいながら、「2階の窓開いてたらいいのにな〜。」とか、
ガラス割るようになったら、「どないして割ったらいいんやろ?」と・・・。 
割れたガラスを交換する工事は何回も経験ありますが、ガラスを割る工事は、まだ経験ありません。

 到着すると、ガラス越しに窓際ですごく泣いています。
その状態を見るとすごく使命感にかられ、「すぐにおっちゃんが、助けてあげるからね〜」
も〜気持は、レスキュー隊です。(笑)

奥さんが「2階の窓が開いてるかも?」と仰ったので、すぐに壁に梯子をかけて登っていきます。.
確かに外から見た感じ鍵がかかっていないようにも見えます。
「良かった〜入れそう。」と窓を開けようとするも開きません。
窓の鍵は開いているのですが、室内からもう一つロックがかかっていて開きません。

う〜惜しい。じゃ次は、2階のベランダにある窓。
「これで開かなかったらガラスを割るしかないな〜」と思って登ると、
こちらは鍵も室内側のロックもかかっていなかったので入る事が出来ました。

すぐに一階に降り、子供さんがいる窓を開け、無事お母さんと対面。任務完了です。
でもガラスを割らずに中に入れて、ほんと良かったです。


『Aさん、またあるかも知れませんよ。気をつけて下さいね。あ!横山も昔ベランダに出てる時に、子供に鍵をかけられて、家に入れなくなったって言ってました。ベランダも要注意です!!』

【余談】 僕も昔出張の時ホテルでオートロックと知らずにパンツとTシャツ姿で廊下に取り残された事があったっけ〜。
全然内容がちがいますね。すみません。(笑)




設計アシスタント 木場
設計アシスタント 木場

―○次回土佐ツアーは5月です。―


飛行機に乗るたびに―と言ってもそんな機会そう何回もないですが―
そのたびに気になっていた引っ掛かっていた、
ANAの機内誌「翼の王国」に掲載されてた不思議な写真、

人も車もミニチュアみたい、とても精巧な模型、
みたいな見えだけれどもやはりどう見ても実物、ほんまもんで、二度見三度見したりもし。

だいぶあとになって本城直季さんの一連の作品と知りました。
知るもなにもそこに記載されてたはずですが・・・
シフトレンズティルトレンズで撮ってます、とそういうことだそうですが、
実際のとこどんな構造からくりなのかよく知らないのですが、
なんか似たようなこと簡易に出来るサイトがあると知ったので、ものは試しということで。

土佐の山を見るバスツアー

写真は高知、土佐の山。
今年は坂本龍馬が大っきなブーム、と俄然高知県が目立っていて。
そして池田住宅の恒例となりました、土佐ツアー、今年は5月のちょうど良い季節、
高知土佐の林産地にて、柱や梁の加工現場を見学します。
タイミングが良けければ伐採現場も。

前回は柱や梁など構造材でもいつもお世話になっている製材工場、
佐川プレカットさんなどを見学させて頂きました。

次回ツアーにつきましては、今のところ5月中旬を、
5月15日(土)、16日(日)の2日間での行程を予定しています。
ご興味、ご質問ございましたら、まずはお気軽に

電話(06-6422-6000)か、
メール(merithouse@ihb.co.jp)もしくは、FAX(06-6422-3600)、
を一本頂ければと思いますお待ちしています。
詳細決まりましたら追ってお知らせご連絡させて頂きます。





藤田藤田

今年も土佐!!


運転免許証がゴールド色になりました!藤田です。(自慢です♪笑)

昨年は歴史好き女子【歴女(れきじょ)】が流行りましたが、最近は土佐の英雄【龍馬】さんが
大変人気のようで、龍馬好き女子のことを【龍女(りょうじょ)】と言うらしいですね。
高速料金の割引もあり、土佐は今、注目の観光スポットのようです。

土佐の山を見るバスツアーという話とは関係ありませんが、今年も5月に土佐行きます!
巷で噂の(?)『激安!土佐の山を見るバスツアー』です。(笑)
1泊2日、4食付きで1万5千円ですからね!
温泉入って、お酒も飲めて、おいしい鰻が食べられるので、人気ツアーなわけです。

冗談はさておき、「土佐ツアー」にご興味のある方が結構いらっしゃるようで、「土佐ツアーに一回行ってみたかったんです。」というお話をよくお聞きします。

現在施工中のK様も、土地探しからの家づくりだったので、土地や家づくりのセミナーにはご参加頂いていましたが、見学会や土佐ツアーにはご参加頂いておりませんでした。

しかし、土地が決まってからはトントン拍子で話が進み、次々に決めなくてはいけないことが多く、またお子様の学校などの都合から、最終お引き渡し日を決定すると、ちょうど春の土佐ツアーには参加できない工事日程となってしまいました。

『こんなことならセミナーばっかりじゃなく、見学会とか他のイベントにも参加しておけば良かった!特に土佐ツアーは行きたかったけど、まだ土地も決まってないのに参加するのはどうかな?と思っていたら、機会を逃してしまって・・・。具体的な打ち合わせの前に参加した方が良かったなぁ〜。』

我が家の大黒柱と出会う旅というお話をされていました。
偶然にも昨年秋、池田が「いきなり」土佐へ大黒柱を切りに行く
というツアーを思いついたので、タイミング良くこちらのツアーに参加して頂けました。
他のお施主さんとの交流も出来、大変満足していただけたご様子でした。

また、土佐ツアー参加歴3回のF様には

『家を建てる人は春の土佐ツアーと秋の大黒柱ツアーに参加されることをお勧めします。自分の家の大黒柱を自分で選び、自然に育っている山を見、それをカットする現場に立ち合う体験は2度とない!!この企画は行く前と行った後でのギャップはすごいものです!家を建てる人は絶対行くべきです!!』

大黒柱と出会う旅と、ご感想を頂きました。
F様はこの土佐ツアーで、池田住宅がいつも見学会でお世話になっている奈良県の地熱住宅OBのS様と出会い、その後も交流を深めていらっしゃいました。

普通ではあまり出会うことのない、他のお施主さんとの出会いがあるのも土佐ツアーの魅力の一つなのかもしれません。

まだ工程などの詳細は決まっておりませんが、3カ月なんて『あっ』という間ですので、もしご興味をお持ちでしたら、お気軽にお問い合わせ下さいね!
もちろん、「土地」がなくてもご参加して頂けますよ(笑)




横山横山

マスコミの“力”?!


 1月の第3週に入ってから、池田住宅のホームページから“地熱住宅”の資料請求のお問い合わせが毎日、えらいことになっています。

「何でこんな急に増えたんやろ?」といぶかっていた私達も、
現在建築中のお客様からご質問をお受けして「あぁ〜、あれか!!」と合点がいきました。

“あれ”の正体は、人気テレビ番組『劇的ビフォーアフター』。
匠と呼ばれる建築士たちが、色んな問題を抱えた住宅のリフォームを毎回ドラマチックに展開していくんですが、大抵の方がチラッとでもご覧になった事が有るんじゃないという位、超が付く人気番組のようです。

ほとんどの方の中でも、家づくりをちょっとでもお考えの方にとっては、見逃せない番組のようです。


 その番組の2010年1月17日(日)放送分で、地中熱利用をリフォームに取り入れていました。
多くのお問い合わせの原因はその番組の影響のようです。

前々から、この番組の放送後のお打ち合わせでは、
「ビフォーアフターでやってたあれ、うちの家に取り入れられませんか?」というお話はよく出ており、
「ちゃんとチェックせなあかんなぁ〜」とは、話していましたが、ついつい見逃しておりました。

でも今回のこのお問い合わせの多さで、今更ながら“恐るべしビフォーアフター”マスコミ、
特にテレビの影響力の大きさを見せつけられた思いです。


家づくりに興味ををお持ちの方にとって、本や雑誌、インターネットなど、
その情報を集める手段は数々有れど、やっぱりテレビは解り易い!!

雑誌の写真などで、この裏側どうなってるんかな?と思うような場面でも、
カメラがアングルを変えて映し出してくれる動画ならでは分かり易さがテレビにはあります。

もちろん、私たちが見たい物を全部映し出してくれるのではなく、
番組制作者の見せたい物を映し出すという部分の引き算は必要でしょうが、
そんな理屈をこねるより、分かり易さを享受すれば良いのかなと思います。

今回の反響は、私たち造り手も、家づくりにご興味を持たれている皆さんが、
「家づくりの参考に!!」と考えてご覧になっているようなテレビ番組は、
きちんと見なければと日頃の不勉強を反省させてくれるものでした。
早速、番組表をチェックする事にしました。

 さて、話を地中熱利用に戻しますが、あの番組で紹介されていた地中熱利用は、
池田住宅が地中熱を利用して建てている“外断熱の地熱住宅”とは、その工法が全く違います。

でも自然のエネルギー、“地中熱”を利用するという点では、方法は違っても目的は同じです。
同じ目的をマスコミで紹介していただくのは嬉しいことです。

その方法の違いなどはこの紙面では書ききれませんので、次回、2月21日(日)の“地熱住宅の構造見学と真冬の地熱住宅体感バスツアー”でお話させて頂こうと思います。

ビフォーアフターをご覧になって地中熱にご興味をもたれた皆さん、実際に地熱住宅の構造を見て、実際に地熱住宅の体感ができる見学会ですので、ぜひご参加ください。
ご案内を同封しております。





野球大好き・力じまんの現場監督 井元
野球大好き・力じまんの現場監督 井元

太陽光発電の普及による弊害!?


太陽光発電の設置が急増しているそうです。やはり、補助金制度の存在が大きいようですね。
国の補助金(1kwあたり7万円)に加え自治体の補助金が利用できる場合もあります。

例えば、3キロの太陽光発電を設置する場合、国の補助金が3kw×7万円=21万円と市の補助金(1kwあたり5万円)が3kw×5万円=15万で合計36万円の補助金を利用することが出来るなんて自治体もあるようです。
残念ながら僕の住んでいる伊丹市には補助金はありませんが・・・。

さらに、去年の11月から余剰電力の買取単価が従来の約2倍という新しい買取制度が始まっています。(申し込み期限がありますので、詳しくは関西電力のHPで確認してください。)
今までは設置費用の元が取れるまで約20年とされていたのですが、
この買取単価で試算すると約10年〜15年だそうです。
ますます普及が加速しそうな感じですね。
 
先日、朝日新聞に気になる記事が載っていました。

朝日新聞 夕刊

少し抜粋してみると・・・。


・太陽光発電のパネルを取り付けようとして、屋根に穴が開いて雨漏りするトラブルが相次いでいる。
 地球温暖化対策に取り組む政府の後押しでパネルの売れ行きは激増。
 一方で、パネルの取り付け業者の育成が間に合わず、ずさんな工事も横行しているためだ。

・「太陽光パネルを取り付けたら、子ども部屋で雨漏りするようになった。
 販売代理店は倒産し、パネルメーカーからは建物には責任は負えないと言われた。」

・太陽光パネルの国内4大メーカーは各社とも施工業者を増やそうと、設置方法の研修を開いている。
 「受講者はここ10年で2千人だったのに、今年度だけでも6千人を突破する勢い。
 フル稼働でも追いつかず、3月までの研修はすでに予約でいっぱい。」
 三菱電機の担当者は、こう説明する。

・国交省は今春から、悪質工事に備えたリフォーム保険をスタートさせる。
 〜依頼者は保険に入った業者を選べば、手抜き工事をされても保険でやり直せる。
 太陽光パネルの設置工事でも、〜リフォーム保険の適用対象とする考えだ。


 正直、また保険か・・・。という感じです。
新築住宅でも瑕疵担保履行法の改正で、施工業者や売主は住宅瑕疵担保責任保険に加入することが義務付けられ、それに伴い、今まで検査会社でそれぞれの検査基準を定めていたのが、保険制度一律の基準に変更になりました。
が、この検査基準というのが簡単になったというのか、低くなったというのか・・・。

検査時間が極端に短くなったので、「なぜ?」と思っていたら、「検査を厳しくして合格できないと保険に入れなくて困るからじゃないかな?」という話も・・・。
要するに、保険に入ることが大前提になってしまっているようです・・・。

今回の太陽光発電の場合も同じような気がします。
設置を増やすことは出来たが、急ぎ過ぎて施工レベルが追いついていない。→なので欠陥が増えた。→じゃあ保険でカバーしよう!という感じでしょうか?
 
 保険制度を否定する気は全くないのですが、欠陥をカバーするためにすぐに保険というのは、安易というか、危険というか・・・。
まず、欠陥をつくらないように努力するのが大前提ではないのかなと思うのですが・・・。

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