家づくりイベント情報

この住宅は私たちが新しく始めた地熱住宅を皆さんに体感してもらうためのモデルハウスとして計画しました。
今は一年で一番寒い季節。
しかも建築場所は街中よりも冷え込みの厳しい猪名川パークタウンです。うまい事？に地熱住宅の効果をより感じて頂ける環境が整いました。

地熱住宅は外断熱による高気密・高断熱住宅。
どうしても、『断熱性能、気密数値』だけが一人歩きしてしまいがちです。そうならないように池田住宅らしい家を意識しながらプランニングやデザインを検討しました。

私をはじめスタッフ一同、性能や数値だけを追い求める住宅が大嫌いです。
私たちが地熱住宅を採用したのは、『構造体を呼吸させるための気密・断熱』という考え方にとても共感できたからです。
他のどの工法と比べても『住宅を長持ちさせる』ということが真剣に考えられている工法だと確信できたからです。

私は頭がボーっとするのでエアコンの暖房が嫌いです。
そういう方は多いと思います。
初めて地熱住宅を見学したときに感じた『ほんわりとした暖かさ』。

私自身が『自分の家族はこういう家に住ませてあげたい』と真剣に思いました。この自然な暖かさをぜひ皆さんに体感して頂きたいと考えています。

この住宅のもう一つの特徴は国産材の土佐杉を使った住宅という点です。２００４年に施工した『野間の家』で培った真壁造りの技術。おかげさまで既に何組かのお客さまの家をこの工法で建てさせて頂き、とても喜んで頂いています。私も大好きな家です。

現在、国産材は手入れされずに余っている状態です。この資源を有効に使う、というのが建前ですが、大工手間を考えても絶対に高くなるので、はっきりいって贅沢品です。

ですが昔はこうやって手間隙掛けながら家が造られていました。この家が高いのではなく最近の家が合理的に造られ過ぎているのではないでしょうか？
手間の掛かる子ほど可愛いと言いますが、まさにそんな思い入れたっぷりの家です。

『地中熱って何？』『普通の家とどう違うの？』・・・
地熱住宅って何だか良く分からない、という声をたくさん頂いています。
それで当然です。建築業の私たちでさえ理解するのに時間が掛かっているんです。すぐに理解できるほうが奇跡です。

私たちは新しい事を始める度にコンセプト住宅を建てて来ました。
理論や理屈を文章で伝えるよりも『実際に一度見てもらう』ことが一番確実な方法だと思うからです。
すぐに理解してもらえる、とは思っていません。

今回の地熱住宅も理論や理屈を並べることは簡単です。が、まずは皆さんにこの家自体を『感じて』頂きたいんです。その上で皆さんに必要なものなのかどうかを判断して下さい。
会場内にはたくさんのパネルを用意しています。詳しく知りたい方はまずそちらを読んで下さい。分からない点は私が責任を持ってご説明します。

● 構造材
柱・梁には全て土佐杉４寸材（通し柱は５寸角）を使用した在来木造工法。

● 床・壁仕上
１、２階床材と２階勾配天井には全て徳島産無垢杉30ミリ厚を使用。
内装仕上には珪藻土を織り込んだ珪藻土壁紙を使用しました。
外壁仕上は耐久性の高い無機セラミックコーティングされたサイディングを使用。

● 断熱材
外壁、屋根とも次世代省エネ基準適合のポリスチレンフォームによる外断熱を採用。
シロアリを寄せ付けない断熱材（６０ミリ厚）を基礎の外側に施工する基礎断熱です。

● 設備
開口部には全て断熱ペアガラスサッシを使用した高断熱仕様です。
火を使わずクリーンなIHヒーターとエコキュートを採用したオール電化住宅。

● その他
玄関ドアは耐久性のある米杉材でできた特注ドアを使用。
キッチン・洗面・玄関収納等の家具は全て造り付けの特注品を使用しています。

設計部小谷からひとこと

初めての地熱住宅。
性能だけの平凡な家にしないためにプランニングにはいつも以上に時間を掛けました。
和のテイストを活かしたデザイン的にも面白い住宅になっています。
ぜひ多くの方に見て頂きたいです！

なお、販売価格・時期等はまだ決め兼ねています・・・ 知りたい方は会場にて私、池田まで直接ご質問下さい。

今回は販売予定のモデルハウスですので、『完全自由参加制』となっています。
駐車スペースがありますので安心してお越し下さい。