06/5/20(土)21(日)『第2回土佐の山を見るバスツアー』レポート 〜2日目〜
温泉宿ゆの森は、仁淀川のホントにすぐ側にあります。
たまに自然の豊かなところに来ると本当に癒されますね…。
お客様の中には、往復1時間程かけて展望台にまで散歩に行かれた方も。
「この風景を見られただけでも来た価値あったねっていうくらいキレイでしたよ!」とのこと。私も早起きしたら良かった…!
<―これは、鯉のぼりの川渡しです。こんな風に縦糸を張って飾る方法は初めて見ました。
朝食の後、20分ほどバスで山を登り池川林材さんへ到着しました。
お休みの日だったのに、見せて頂きありがとうございました。
池川林材さんは、古き良き体質の材木屋さん。
早速、工場内を見学。おっきなヒノキを製材しているところを見せてもらいました。
その後、事務所の中で会長さんから、家を長持ちさせる秘訣や、山のお話を伺いました。
木材を保管している倉庫を見せてもらいました。その倉庫の外壁も木材で出来ています。ところどころ隙間があるように造られています。適度な通気が木を乾燥させるのに良いそうです。
倉庫の中には、木材が沢山置いてありましたよ。良い材料をじっくりと育てておられます。バブル期から嫁ぎ先を待っている立派なカウンター材なんかもありました。
次に、向かったのは司牡丹酒造。
その道中で、古民家を再生しているお宅を発見。ご了承を頂き、急遽見学させて頂きました。木材が古びている様子は美しいなと感じました。そこが木造の魅力ではないかなと思います。
土佐の日本酒は辛口なので有名。私もここ司牡丹のお酒はスッキリしていて好きです。沢山試飲させてもらいました。
そうこうしている内に、お昼ご飯の時間に。大正軒へ。
名物、鰻尽くしです。土佐と言えば大正軒の鰻、というくらい心に刻み込まれる味です。身のボリューム、柔らかさが全然違います。皮がパリっと焼けてて美味しい〜。
お客様からも、「もうスーパーの鰻は食べられない!」という声が。
最後に、時間に余裕があったので高知城と日曜市に寄り道。
柑橘類が大好きな母へのお土産に、文旦と小夏を山ほど買い込みました。お客様の中にも小夏が大好きという方がいらっしゃって、同じように沢山買っておられました。
そして帰路へ…。
夜8時頃、当社事務所に到着。みなさん2日間お疲れさまでした!!
最後にお客様に書いて頂いたアンケートの一部をご紹介します。
・特に池川林材さんでの見学は最も印象に深く残りました。仁淀川の流れや周囲の山々の美しさに加え、会長さんの話されていた木材に対する思い入れの深さや、良い仕事を見せて頂き、うまく書けませんが大切なことを勉強させて頂きました。
・土佐漆喰のことが良く分かりました。木材所が懐かしかったです。
・田中石灰さんでは、まるで食べ物を造るように産地や農薬の有無を確かめ作業されているのが驚きでした。
・日曜市では大好物の小夏が沢山手に入って嬉しかった。
・出来上がった製品を見るだけでなく、そこにたどり着くまでの気の遠くなるような年月、思い入れ、努力を知れば、その材料を使える喜びや有難さを実感し、さらに自分の家が満足できるものになるのだと思います。貴重な経験となりました。
・途中で立ち寄ったお宅2軒(古民家再生)がとても興味深かったです。古くなっても使えるところは残して直す、今の風潮とは逆を行くようですが大事にすべきだと思います。