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06/11/25(土)26(日)『第3回土佐の山を見るバスツアー』レポート 〜2日目〜

 この日は朝からあいにくの雨。ちょっと眠い目をこすりつつ、池川町へバスで移動しました。
土佐の山を見るバスツアー
土佐の山を見るバスツアー  いつも構造材を納入して頂いている材木屋さんである、池川林材さんに到着。日曜日なのでお休みでしたが、特別に機械を動かして下さいました。

 「ちょっと切るところを見学してもらいましょう」と、おもむろに立派な丸太を取り出して切断!断面もとてもきれいで「こんな良い木を切って頂いて良かったのかしら…」とドキドキしてしまいました。

土佐の山を見るバスツアー

土佐の山を見るバスツアー 写真はまだ製材前の丸太たち。これを先ほどの機械で加工していきます。倉庫にはとっておきのカウンター材なんかが眠っていたりします。長い間置いておくことでゆっくりと乾燥していき、良いものになっていくんですね。

 良いお天気だったら、すぐ側のきれいな仁淀川上流をご覧頂けたのですが、ちょっと残念でした。

土佐の山を見るバスツアー
土佐の山を見るバスツアー いつも丁寧なプレカットをして頂いている製材屋さん、佐川プレカットさんです。
高知県職員の方に、林業の現状についてお話し頂きました。森林率が全国一の高知県では過疎や高齢化によって森林の荒廃が進んでいます。森の荒廃は山崩れなどの災害の原因にもなる差し迫った問題です。

土佐の山を見るバスツアー 「都会の人にもこの問題に興味を持ってもらいたい」と昨日の半田さんと同じ言葉。「国産材で家を建てることが、日本の山を助けることになるという意識が浸透していってほしい」とのこと。
また、よく悪者扱いされがちな集成材ですが、間伐材を使った集成材は山を守ることに一役買っている存在です。「何となく良さそう」というイメージばかりが先行しがちな「木の家」の背景にこんな事情があることを沢山の人に知っていただきたい、と思っています。

土佐の山を見るバスツアー
土佐の山を見るバスツアー 昨日の夕食時のご様子から「喜んで頂けるのでは?」と少し予定を変更して、司牡丹酒造に立ち寄りました。高知県土佐といえば、お酒好きで有名ですね。

『土佐の飲みだおれ』という言葉がありますが、「もし1万円拾ったら」土佐の人は、拾った1万円に手持ちの金を追加し酒を飲む、という意味なんだそうです。

土佐の酒好きっぷりが分かる言葉に『土佐のすえつぎ』というのもあります。
お酒の席でお客さんがテーブルに杯を置く(すえる)と、すぐに酒を注いで飲ませるという意味です。

土佐の山を見るバスツアー土佐で「少々飲む」と言えば二升(少々を升々に読みかえて二升)飲むことだ、などと大げさに言うこともあるようですから割り引いて聞くべきかもしれませんが、いずれにしても、こんなに色んな言葉があると言うだけで、土佐人の酒飲みっぷりは伝わりますね。

 試飲コーナーにはたちまち人だかりが出来ていました。

 「ここが一番面白かった」(ええ〜〜!!)という声も聞かれる程、盛り上がりました。
みなさん自分用のお土産も沢山購入されたご様子でした。

土佐の山を見るバスツアー
土佐の山を見るバスツアー さて次は、土佐の食のハイライト、大正軒です。
大正軒は1914年創業の老舗で、あの司馬遼太郎も訪れたとか。
近くの仁淀川で採れたうなぎで作る『うなぎづくし定食』を頂きます。

土佐の山を見るバスツアー ちなみに仁淀川は、四万十川より美しいと言われているそうです。四万十川より規模は小さいから有名じゃないけれど…、とのこと。
 うなぎの酢の物「うざく」、うなぎの蒲焼を芯にした「うまき」、うなぎの肝が入った「肝吸い」と、「うなぎの蒲焼」。まさにうなぎ尽くしでした。

土佐の山を見るバスツアー
土佐の山を見るバスツアー この2日間で家の材料となる木にかかわる林業家、材木屋さん、製材屋さんにお話を伺いました。
最後に「木の家」の実物を見てもらいたい、と予定にはありませんでしたが、急遽『エコアス馬路村』に立ち寄りました。

土佐の山を見るバスツアー ちょっと住宅のような雰囲気の、このお店。お買い物がてら、木の雰囲気を楽しんで頂けたかな?と思います。「木の雰囲気ってやっぱり落ち着くね〜」とお客様。
 馬路村は、ゆずで有名なので色んなゆず製品が販売されていました。私はゆず茶を購入。皆さんも色々とお土産を購入なさっておられました。

土佐の山を見るバスツアー その後、道の駅などに立ち寄りながら帰途へ。2日目も盛り沢山にしすぎたのかもしれません。帰りのバスではみなさん爆睡だったのでは?反省しつつスタッフも眠りの国へ行ったり来たり。(すみません…)


 最後にお客様に書いて頂いたアンケートから・・・

間伐の作業風景も見学したいです。

・一部自己負担金もあり、参加しやすかったです。
 又、木に対する情熱的なお話が聞け、とても良かったです。

・見学以外に立ち寄るところが多い。天気が悪かったのはあるが山をもっと見たかった。

・細やかに神経を使ってくださりありがとうございました。

国産材についてもっと勉強したいと思います。

・有意義な企画に参加させていただきありがとうございました。

・家を建てる時には絶対に高知県産材を使いたい。

・全てを国産材にするのではなく、一部外材も使用したい。


 土日は基本的に山の仕事はお休みなので、次回は平日に企画することも考えています!
 行き届かない点も多々ありました。以降に生かしますので、今後共是非よろしくお願い致します。(次は春を予定しています)
 ご参加の皆様、2日間お付き合い頂き、本当にありがとうございました。



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