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07/4/1(日)バリアフリーなんてまだ先のこと、という方へ『定年前リフォームセミナー』レポート

こんにちは。池田住宅建設の池田です。 
4/1(日)宝塚市ソリオホールにて8名のお客様と「定年前リフォームセミナー」を行いました。

【著書 「定年前リフォーム」文春新書】
定年前リフォーム 
以前メリット通信にも書きましたが、昨年母の持病“椎間板ヘルニア”が悪化したのを期に、真剣にバリアフリーについて勉強し始めました。
その中で、ご自身が軽い脳梗塞を患った経験をお持ちの一級建築士 溝口千恵子氏の、“定年前リフォーム”という本に出会いました。
バリアフリーリフォームを1万件以上手がけておられる事は知っていたのですが、なぜ「定年前リフォーム」と「バリアフリー」という言葉がつながるのかな?と思わず購入しました。

< b>ご自身の闘病生活での体験はもとより、個人住宅だけでなく、特別養護老人ホームやデイケアセンター等の施設で、多くの高齢者や体の不自由な方の“状態を見ながらその状態にあったリフォーム”を数多く手掛けて来られた溝口先生ならではのアドバイスでとても説得力があり、それまで、出来るだけのバリアフリー対策を提案してきた自分が恥ずかしくなりました。

これは、私などがお話するより、先生ご自身から数々の実例と共にお話いただく方が皆さんの参考にしていただけると、今回たってのお願いをして来て頂くことが出来ました。

定年前リフォームご参加いただいた方々からは、「最後のリフォームだから、もしもの場合にも対応できるようにしておきたい」という声が多く聞かれました。

溝口先生は、ある日、朝起きようとしたら突然体が動かなくなっていて「脳梗塞だ!」と気づかれたのだそうです。

数センチの段差が辛くて、トイレに行くのがおっくうになったり・・・。というご自身の体験をもとに様々な事例を紹介してくださいました。

定年前リフォーム中でも、一番驚いたのは『玄関の上がりがまちを無くす』というアイデア。
家の中を全部バリアフリーにして、でも最後まで困るところが、この玄関の上がりがまちなのだそう。

「それだと玄関ドアを開けたときに、ほこりが風に乗って入ってきてしまうのでは・・・?」という質問に、「玄関の外のアプローチのところで工夫をしてやればいいのです。まっすぐ入ってくるのではなく、玄関の前で少し折れて入るようにする。そして玄関の前には、ちょっと低い壁でも立てれば随分解決できます。」と。

参加の皆さんも、なるほど!と納得しておられたようです。

「いくらバリアフリーにしても、良いリフォームをしても、家族の話し合いがきちんとできていなければ、全く意味がありません。まずは、家族・夫婦関係の棚卸しから始めてください。」と溝口先生は何度もおっしゃっておられました。
「分かってはいるけれど、それが最初にして最大の難関かも!?」と、思わず考えてしまいました・・・。



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