8.乗継ぎ /1日目
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タラップ降りて、バスでターミナルに向かいます。
空港の規模が大きいのか、
贅沢な配置なのか、長い時間走ったように思います。
バス降りると、ガラスの向こうで、係の方が呼びかけてまわっています。
開口から察するに、たぶん大声。
自動ドア踏んで、建物に入ります、
『・・ェーエゥン!』
出発時刻が迫っているようです。違うとは思うけれど、念には念を、
『すみません、私はどこで、ベルリン行きのフライトを見つけることが出来ますか?』
『はい、そのまままっすぐ進んでください。』
『わかりました、ありがとうございます。』
『いいえ、構いません。・・・ェープタッーン、クーップター・・、ケープタゥ・・・』
乗継の手荷物検査の長い列に加わります、
中東といえばのあの白装束の方が多く見られます、髭たくわえた。
団体さんでもなさそうですが仲良しなのか、
おしくらまんじゅう、おしあいへしあい、
前後ぴったりくっつくように前進していきます。
列徐々に進み、荷物検査に通すように指示される。
『あの、すみません、私は鞄からパソコン出すべきですか?』
『いい、いい。』
そんなんはいいから、早よ通れ!の身振り。
あっ、そうですか。
通過。
『あのすみません、ベルリン行き・・・』
『はい、そちらです。』
『はい、わかりました、ありがとうございます。』
搭乗時間にはまだ時間あったのに、なんか勢いでそのまま、
航空券見せて、隔離エリアに入ってしまう、一番乗り、トイレ行きたかったのに。
そういえば、さっき若い係官にパスポートも合わせて提示したら、
『ヴィサは?』
と聞かれ、へっ?ちょっとどきっとしました。
日本人はビザなしでどこでもいけるけれど、思いつくとこへはたぶんだいたい。
全体でみたら、はてどんなもんなんだろう、とふと思う。
→ 9.現地着