15/01/25(日)「極寒期の地熱住宅見学会!」 『OB施主さんに聞く、省エネ住宅の住み心地』バス見学会レポート
こんにちは! 冬と夏が嫌いな池田です。
この時期は最も効果を体感できる地熱住宅の見学会です。
ですから、かなり楽しみにしておりましたが・・・
この日は朝から風も無く、陽射しも暖かく、まったく冬らしくない、天気最高気温も14度、まるで春のような気温です。ポカポカ陽気でスタッフ全員ガッカリ(笑)
今回のS様邸の地熱住宅ですが、平成19年6月に完成しましたので、築6年半が経過して7年目に突入した住宅です。
総勢5組8名様のご参加でした。バスの中で簡単に地熱住宅のご説明とS様邸で、見て・感じて頂きたいところをご説明させて頂く間に、S様邸に到着です。
いつものように、玄関で快く迎えて下さったS様のご主人に誘導されて皆さん室内へ、入ろうとすると玄関では口々に「ホンマに、いい匂い〜」という声があちこちから聞こえてきました。
何度も感じる事ですが、確かに既に7年目を迎えているのに、杉のあま〜い香りが消えていないのです。(中に入り数分もすれば、その匂いに気がつかなくなりますが・・・)
建物のご説明を簡単にさせて頂き、その後、
スタッフ軒が地熱住宅の仕組みの心臓部である
換気システムと床下システムのご説明をする
ために、屋根裏部屋へご案内させて頂きました。
←の写真は屋根裏へ入るお客様ですが、システムの
ご説明のためとは言え、屋根裏にお客様を
ご案内する光景は何とも不思 議な感じが
してしまいます。(すいません)
座ったままで横柄な態度に見えてしまいますが、
屋根裏部屋の窮屈な場所でご説明をして
いるので、これでも頭を打ちそうな状態です。
狭い場所で最後まで説明を聞いて下さった皆さま、
ありがとうございました!
(でも、屋根裏も寒くなかったでしょう?)
今回、私は1階で快適な生活を送るための日々の暮らし方についてお話しさせて頂きました。一番大切な事は自然エネルギーの活用方法です。
どれだけ断熱を強化しても、外はやはり寒いです。少しでも室温を上げたいのが本音ですよね? だからと言って暖房の設定温度を上げてしまうのでは、エコ住宅とは言えません。
この時期でも日中、太陽が出ていると、陽射しがとても温かいのは皆様もご存知だと思います。この日中の陽射しを少しでも室内へ取り込む事で、室温はかなり上昇してくれます。
では、どのような方法で取り込んでいるのか?
実は地熱住宅の理想として、お薦めしているのが、大きなガラス面を持つ掃き出しサッシや引き違いサッシは2重サッシ化を推奨しております。
(採用率は低いです。)
この2重サッシの一枚を開けるだけで、見る見るうちに室内は暖かくなるんです。
但し、15:00 を過ぎると陽射しは極端に落ちてくるので、その時間には開けた1枚のサッシを閉めて、内側のサッシのガラスも閉めて下さい。
そして雨戸やシャッター、カーテンを閉めて、陽射しを取り込んで暖まった室内の空気を閉じ込めてくださいね。そうしないと今度は、室温がドンドン下がってしまうので注意が必要です。
この事を良くご存知のS様は、いつも陽射しのある日には自然エネルギーを利用して、室内が快適で、それでいて省エネなんです。想像しているより遥かに効果的ですし、素晴らしい方法です、何よりも全くお金がかかりません。(笑)
春には、昨年に引き続き関西電力の電気代が更に上がるようなので、少しでも節約したいところです。原子力発電が出来ない以上、まだまだ再値上げが有ると言われている事を考えると、少しでも省エネに対する意識を強めて行かなくてはなりませんので、やってみる価値はありますよ。
2重サッシ以外の普通のサッシでも、
お天気が良く、陽射しが 降り注ぐ時などは、
カーテンを開放するだけでも、
室温上昇しますので、是非利用して下さい。
最後になりましたが、毎回毎回、ご自宅と貴重な
お時間まで快く提供して頂いているS様、
本当にありがとうございます!
私達の代わりご説明までして頂き
深く感謝いたします。
「ちょっと甘えすぎじゃない〜」 と言う声も
最近よく頂きます。すみません。