『通し柱(とおしばしら)』
こちらをクリックしてランキングアップにご協力下さい!『通し柱(とおしばしら)』は、管柱と違い1階の土台から2階の小屋梁まで達する柱の事を指します。
特に建物の隅などは大きな力が掛かるので、通し柱を配置することが多くなります。
管柱と柱の大きさは基本的には同じ、もしくはひとまわり大きな材料が使われます。
材種も管柱と同じものが使われる事が多いですが、構造耐力的にとても重要な部分なので、強度のある米松の集成材などが使われる事もあります。
管柱はそれぞれ梁の上もしくは下につながれるんですが、通し柱は梁よりも優先させて(柱勝ちと言います)設置されます。
つまり通し柱の横に梁が刺さるように接合されるため、その部分の柱の切り欠きが大きくなり、強度的に弱点となることがあります。
そのため、特に樹種によっては柱の太さを150ミリ角程度まで太くすることもあります。
写真のひときわ長い柱が通し柱です。国産の杉材を使ったこの住宅では通し柱は150ミリ角となっています。
June 8, 2005 6:15 PM