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『琉球畳(りゅうきゅうだたみ)』

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琉球調たたみ
さて、今回は『琉球畳(りゅうきゅうだたみ)』について。

皆さん、琉球畳と言えば、半畳サイズで正方形のあの畳を連想される方も多いのでは?
ちょっと前から大流行して、和室と言えば琉球、みたいなイメージが定着してます。

打ち合わせさせて頂いてるお客さんでも『琉球畳』を希望する方はかなり多いです。

で、そういう方全員に同じことをお伺いします。

『あの、本当の琉球畳が欲しいんですか?それとも、ただのへり無しの正方形の畳が欲しいんですか?』


『どういうこと?』って声が聞こえてきそうですが、実は最近の琉球畳の解釈が間違っているんですよね。

本当の琉球畳は、通常の畳とは『畳表(たたみおもて)』が異なり、沖縄産(最近では大分産が多いらしい)の<七島(しっとう)いぐさ>を使用したものだそうです。
通常のいぐさよりも太く、目が粗いので最初はちくちくしたりするんです。

そのいぐさを使用した半畳のヘリなし畳を『琉球畳』と本来は呼ぶそうなんですが、最近では畳表に関係なく、半畳のヘリ無しの畳は全て『琉球畳』と呼ぶようになってしまっているんです。


この辺りのお話しをさせてもらうと、『いやぁ、別に琉球畳にこだわりがあるわけじゃなくて、ただヘリの無い半畳にしたいんです』と言う方がほとんどです。

なもので、こちらとしては通常の畳表(最近はもう少し目の細かい”琉球調”のものを使います)を使った”ヘリ無し半畳”をお勧めするようにしています。


あと、畳ってヘリがないと安いと思われがちなんですが、実は逆に高くなります。
また、一畳分の畳と半畳の畳では、大きさが半分にも係わらず値段は同じぐらいします。

材料代よりも、職人さんの手間が余計に掛かる分、高くなるということですね。
単純に和室の畳を全て半畳にすれば、畳代は2倍になるってことです。

ですから、この辺りはコストとの相談になってきますね。
といっても最近の和室一つしかない家で『一体どれだけ畳つかうねん!』という話ですけどね。


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August 18, 2005 7:00 AM

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