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地熱住宅 床下システム露出配管工事

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いよいよ地熱住宅の特徴的な換気システムの施工に入っていきます。まずは小屋裏と床下の空気を入れ替える床下システムの施工からです。

玄関ホールにそびえる床下システム配管。スパイラルダクトで表面を覆っています
さて、地熱住宅の大きな特徴に『床下システム』というものがあります。

これは床下と小屋裏の空気を入れ替える換気システムで、冬は屋根付近の暖かい空気を床下に送り、逆に夏は床下の冷たい空気を小屋裏に放出するんです。

通常、地熱住宅ではこのシステムを壁の中に隠してしまうんですが、『床下システム配管をあえて露出させる!』という小谷のアイデアから、現場はかなり混乱しました・・・

特に、1階の床から2階天井まで立ち上がるこの管を何で造って何で仕上げるか、というのが一番の問題点になりました。

←写真の銀色の管が床下システム配管です。


1階ホールから2階階段室を見上げたところ。配管が杉材の天井まで達しているのがわかるでしょうか?
というのも通常はVU管という水道工事用の管を使うんですが、これだけではあまりにそっけないし、無垢の家に合わないです。

表面に何か塗装(もしくは珪藻土等の塗り仕上げ)をしようか?という話もあったんですが、強度やメンテナンス的なことも考えて、今回はVU管の外部にもう一重スパイラルダクトをかぶせて、その表面を塗装する、という手法を取っています。

このスパイラルダクトをかぶせるのに電気屋さんとともにかなり苦労しましたが、なんとか納まりました。強度的にも問題なさそうだし、よかった・・・

→こちらは1階のホールから2階階段室を見上げたところ。配管が天井まで達しているのがわかります。
2階階段室の天井はかなり低くなっています。これは階段室上部に設置する換気システムの機器類を納めるためにあえて下げているんです。



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