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引越ししました3

井元

外断熱の家に引越しして、1ヶ月が経ちました。少しは、新しい家にも慣れてきたかな、という感じです。

前回の「実体験」の続きと「外断熱の欠点?」を少し。

一般的に、「外断熱住宅」「高気密、高断熱住宅」「ヒートショック」の少ない家、という、イメージでしょうか。 (ヒートショックとは、各部屋の急激な温度変化によって、血圧や脈拍が上昇、または下降し、心臓や血管に大きな負担を与えることです。)

前回、外断熱の利点の一つに「暖かさ」を上げましたが、もう一つの利点に「ヒートショック」の少なさがあります。

以前、住んでいた「内断熱住宅」では、各部屋の温度差が、かなりありました。
3階建て住宅だったのですが、1階と3階の温度が全然違うのです。
僕は極度の暑がりですので、冬の寒さより、夏の暑さの方が気になります。夏の体験で言うと、

「1階は、外の温度と比べると、まあ、涼しいかな。」
「2階は、やっぱり暑いな〜。」
「3階は、暑くて、冷房なしでは、その場に居ることが出来ません。」

3階が寝室でしたので、夏の間は、2階で寝ていました。
温度を実際に測ったわけではありませんが、間違いなく、5℃以上は違ってたと思います。もしかしたら、10℃近く違ってたかも、という感じです。

それに比べて、「外断熱住宅」は、「ヒートショック」が少ないです。
まだ、冬だけの体験ですが、明らかに違うのが分かります。当然、北側と南側、1階と2階では、差がありますが、温度差でいうと、多くても5℃くらいじゃないかな、という感じです。(また今度、温度差を測ってみたいと思います。)

あと、「外断熱住宅の欠点?」を少し。(欠点と言うのが正しいのか分かりませんが・・・。)

「結露」という点について、考えてみたときにはどうでしょうか?

結露は、部屋の中の温度と外気温との差、によって発生します。
木造住宅に、木を腐らせてしまう「結露」は大敵です。しかし、どんな工法であれ、外気温との温度差がない家は、ありえません。(極論を言うと、大昔の断熱材もない、隙間風ピューピューの家が「結露」という点では、理想の家ですが・・・。)
ですから、多い少ないはあれ、どうしても、「結露」は発生してしまうのかな・・・?と。

「高気密、高断熱住宅」の場合、一度、発生した「結露」は、何もしなければ、気密性が高いため、なかなか、家の外に逃げることが出来ません。

では、結露を発生しにくくするには、どうするのでしょうか?
 
「換気設備の充実。」 「断熱サッシの使用。」 「ガスストーブ等の、燃焼して水分を発生させる器具は使用しない。」 「雨の日に窓を開けない。」  「加湿器は使用しない。」 「部屋の温度を抑えめにする。」etc・・・。

しかし、これら全てを完璧に守るのは、なかなか、大変なことです。寒がりな人は過度な暖房をするかもしれないし、どうしても加湿器が必要な人、換気扇を回しっぱなしにするのはちょっと・・・。いろいろな人がいます。

いかに、バランス良く生活し、どのように、結露をおさえるのか。が、僕の考える、唯一の「外断熱住宅の欠点?というより、注意点。」なのかと。
 
また、夏が来れば、実体験を紹介したいと思っています。

 



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