配筋検査
先日、美鈴町の現場の配筋検査がありました。
今回から、新しい検査会社に依頼しました。
うわさでは、かなり厳しく検査するとのこと。
2日前から入念にチェックして、検査に備えました。
ところが・・・。
検査当日になって、気になるところを発見!
井元 「これって、もう一本、鉄筋を入れないとダメじゃないかな?」
職人さん 「いや、それは、入れなくていいと思いますよ。入れると、鉄筋間に空きが少なくなりますから。」
井元 「そうやな〜。確かに、鉄筋相互間の空き(鉄筋径や骨材によって、鉄筋間の空き寸法が定められている。)で言うと、入れられないよな。でも、検査会社のマニュアルに、その部分には鉄筋を入れるように書いてるんだよ。どっちを守ったらいいのかな・・・?検査まで、もう1時間ちょっとしかないし、困ったな〜・・・。」
実際のところ、現場では、このような「矛盾」や「設計図には書いてあるが、物理的に、治まらないようなこと。」ということがあります。そのために、建築基準法で「許容値」というのが定められており、その中で治めることが、とても重要なことです。
残念ながら、許容値を超えた場合は、手直しが必要になります。
検査員さん 「こんにちは〜。少し早いですけど、検査に来ました。」
井元 「えっ!少しって、まだ、1時間以上も早いんですけど・・・。(心の中で)」
検査員さんに確認したところ、気になっていた「矛盾」は許容範囲で、いよいよ、検査開始です。
カニ歩きで、チェックしています。
型枠があるため、歩きにくくて、気の毒でした・・・。
ちなみに、基礎一発打ちです。(基礎のベースと立ち上がりのコンクリートを、一回で打設すること。 コンクリートに、つなぎ目が出来ないため、強度上、優れています。)
鉄筋のピッチを測っています。
隅から隅までチェックします。
早くに始まったので、その分、早く終わるのかと思えば、早く終わるどころか、なんと、予定時間を2時間もオーバー。次の現場に遅刻すると言って、あわてて帰られました。
幸い、無事、合格し、ひと安心です。
次の現場には、間に合ったのかな・・・・・・?