「常識」って・・・?
先日、僕の住む地域の自治会のお世話役を決める、くじ引きがありました。
妻に行ってもらったのですが、帰ってきて、
「うちは、7年後だよ。」と。
「えっ?今年の分を決めるんじゃないの?」と言うと、
「21年後の分まで決まったよ。」
「21年後て・・・?」
なんとも気の長い話です。
21年後なんて、状況が変わっているだろうになぁ〜思いながら、ふと、美鈴町の現場のことを考えました。
美鈴町の現場は、21年どころか、40年以上も前から、空き地だったんですが、思えば、たいへんだったなぁ〜と。
40年以上も空き地ですから、そこはもう、近隣の人たちの道路になってしまっていたんですね。ちょうど、通り抜けが出来て便利なんです。
そこに、家を建てるとなったものですから、たいへんです。
現場にいると、何人もの人たちが通って来ます。
「来月から、家が建ちますから、通り抜け出来ませんので、宜しくお願いします。」
「えっ?家が建つの?通り抜け出来なかったら困るわ〜。ここは、みんなの道路やで。郵便屋さんも通ってるし。どうするの?家を建てるにしても、道路の分、敷地を残して建ててや。」と。
はじめは、道路の分を残してというのは、冗談かと思いましたが、どうも違うようです。
1人の人だけではなく、何人もの人に言われるんですね。
うちが買った土地なのに、道路を取れって、そんな無茶なことをと、最初は思いました。
着工までに、何ヶ月も近隣の人たちと話し合い、今は順調に工事進行中ですが、いろんな「常識」があるんだなぁ〜と。
こちらは、法律もきちんと守っているし、挨拶廻りもちゃんとしているのにと思ってましたが、でも、違うんですね。こちらが「常識」だと思っていても、違う人たちからしたら、「非常識」なこともあるようです。
大切なのは、「非常識」だと決め付けないで、きちんと話をして、理解してもらうことなんだと。
あと、1ヶ月くらいで竣工予定ですが、最後まで気を引き締めて頑張りたいと思います!