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家庭内事故の原因

池田

こんにちは池田です。
皆さんは家庭内事故ってご存知ですか?
『何を今更?』って感じですよね?

私なんて当たり前のように全てを知っているつもりでしたが
実は全く分かっていない事に気づかされる恥ずかしい
出来事がありました・・・・・

昨日行われた『定年前リフォーム』の著者である溝口千恵子先生の講演
での事なのです。

セミナーの内容はここでは触れませんが、あまりにも先生の実経験に伴う
お話に説得力がありましたので、『うん、うん』と聞きほれていたのですが、

それでも理解(40代の私では)し難い事が何点かありましたので
他のお客様を差し置き(ご参加された皆様申し訳ありませんでした)
何度も先生に質問を繰り返している時に自分の勝手な思い込みを知る
ことになったのです。

それは家庭内事故で頻繁に起こるヒートショックの話で部屋ごとの温度差
なるべく少なくする事でその現象がかなり少なくなるのでは、という先生の話に、

池田
『先生質問いいですか?』
『父や母を見ていると、冬は特に寒くて堪えるらしくかなりの厚着の上に
ストーブなどの暖房を結構強めに利かせているので、それこそ温度差
激しくなっているようなので、温度差を少なくするのは難しいのではないですか?』

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溝口先生
『冬になり寒さが堪えるのもあるけど、私もだけど、温度差に気づかないのよ
老いてくると鈍くなっているので気付かないのよ』

ショックでした・・・父や母それに祖母、揃って冬になると寒さが堪える!と言って
かなりの厚着をし、強めの暖房を利かせていたのが、実は温度差を感じ取る体の
センサーが鈍感になっているとは・・・・思ってもみませんでした。

何がショックって、 『暑さ寒さに耐えられる体力が減少していく』と考えていた私が、
『急激な温度変化が次第にわからなくなる』と言う事になるのなら、自分でどれだけ
注意していても、それだけでは家庭内事故を防ぐ事ができにくいと言う事になるのです。

温度差の激しくなる冬と夏、それにお風呂場・脱衣・トイレなどお温度差を
極力なくしてあげる事が一番大事だ!
だから『外断熱家全体が温度差のない環境さえ作ればよい』!
とハード面ばかりを考えてきた私でしたがどうやら それだけでは解決できないようです。

知っているつもり・聞き取っているつもりだった加齢による悩みも実は
全く分かっていなかった自分がとても恥ずかしくなる出来事でした。
今後は住まい方に重点を置いた家づくりが必要と強く思う一日となりました。

実体験を元にお話される溝口先生にはただ、感心するばかりの3時間でしたが
私の思い込みを見直せる良い経験になりました。
溝口先生遠いところをありがとうございました。

最後にこのセミナーに参加されたお客様!私が一番多くの質問をしてしまい
皆様の質問時間が短くなりました事、誠に申し訳ありませんでした!!



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