基礎工事
前回、お伝えしていました南野の現場の基礎工事が無事終わりました。
基礎工事は重要な工事のひとつですので(万が一、間違えてしまうような事があっても簡単には手直しすることが出来ません・・・。)毎回、無事終わるとホッとします。
今回は、基礎工事に使用するアンカーボルトを少し紹介したいと思います。
アンカーボルトは基礎と家の土台を緊結するものですが、
写真を見ていただくと(わかりにくい写真ですみません・・・。)少しアレ?って思いませんか?
アンカーボルトが曲がっているのが分かるでしょうか?これは、「クランクアンカーボルト」というものです。
なぜ、曲がっているアンカーボルトを使用しているのかというと、鉄筋とアンカーボルトが干渉するためです。
「干渉するなら少し横にずらしたら?」と思いがちですが、そうできないところが難しいところです。
基礎工事の重要ポイントの一つに、「鉄筋のかぶり厚さ」があります。
これは、「鉄筋にどれだけコンクリートが巻かれているか」です。
このコンクリートの量が少ないと、コンクリートが割れやすくなり、鉄筋が腐食する原因になります。(鉄筋は酸に弱いので、アルカリ性であるコンクリートで保護しているのです。)
なので、アンカーボルトをずらすと、この「鉄筋のかぶり厚さ」が不足してくるのです。
「かぶり厚さが不足するなら、基礎幅を広くしたら?」
「いや、これ以上広くしたら、ユニットバスが納まれへんで。」
毎回、「あーや、こーや」と試行錯誤?しています。
正直、基礎工事のときは本当に疲れますが綺麗な基礎が出来るとすごく嬉しくなります。
いよいよ、上棟工事!だったのですが、今日から「梅雨入り宣言」されるそうです・・・。(延期が決まりました・・・。)
あと2日ほど、待ってくれたらいいのに・・・。