芒種
近畿地方の入梅の平年値、6/6頃が二十四節季の一つ、 “芒種 (ぼうしゅ)” なのをトイレのカレンダーが教えてくれました。
調べてみると、
「芒(のぎ)のある穀物を播く時期」 らしい・・・
芒って?? 「イネ科の植物の花の外殻にある針のような突起」 ふ〜ん。
実際に種を播くのはもう少し早いらしいですが・・・。
6/6頃の芒種から、6/21頃の夏至までの間を5日間ずつに分ける七十二候では、
ちょうど今は、末候の
「梅子黄(うめのみ き なり) : 梅の実が黄ばんで熟す」 でしょうか。
なんとも気持ちがゆったりする季節暦ですが、改めて “梅雨” を連想してしまいます。
今年の入梅は例年より遅く、14日でしたが、早くも現場には影響をもたらしています。
15日の予定だった上棟を、前々日の予報で延期すると、
朝から薄日が差し出し、午後には晴れていました。
担当現場監督の井元が腹立たしげに空を見上げている姿は、慰めようがありません。
そして、本日19日に延期していたんですが “雨” 。
私が梅雨を一番感じるのは、
我が家の食卓用の椅子のスベリが悪くなる時です。
椅子の足の裏に、フェルトで出来たスベリを良くする物をつけていますが、
この季節は、ツッ、ツッと引っかかる感じです。
盲腸の傷跡より早く、天気を察知します。
湿った空気は重いので、「部屋の中の低いところ=床」に溜まるんでしょうか。
外断熱の無垢材で建てていただいた施主さんが、
「フローリングのベタベタから開放されました!!」
とおっしゃっていた感想が、切実にうらやましく感じる季節です。