あ〜水浸しやんか〜
こんにちは池田です。
昨日行われた『地熱住宅の完成比較見学会』は朝から
どんよりとした曇り空に無風そして強烈な湿度の中での
スタートでした。
参加された皆様はバスから降りたく無くなるのでは?と
思えるほどの嫌なお天気でした・・・・・・・が
実は我々のように高気密・高断熱住宅や地熱住宅を得意とする
工務店には最高のお天気でした。
はじめの見学現場に到着したころには雨まで降り出す天気に
なり、更に湿度は上昇し体中ベタベタしてました。
その状態で建物の中へお客様をご案内すると
『わ〜 涼しい〜』
予想通りの反応に思わずうれしくなりましたが、除湿のために
ドライ運転がされている事をご説明すると
『そうよね いくらなんでも涼し過ぎると思ったのよ』
とご納得のようでしたが、この時期の除湿のためのドライ運転は
気密化された住宅には非常に大切なことなんです。
気温は決して高くない梅雨じきですが、湿度は凄いです。
雨が降り続いているときになどは90%〜100%近い湿度です。
重く湿った空気はドンドン低いところへ集まり、床下には大量の湿気が
たまりやすくなります。
24時間換気システムや地熱住宅の床下システムがあると言っても
やはり大量の湿気を家の中に溜め込むことは建物にとって過酷な状況
となりますので、なんとか避けたいのです。
そこでこの時期には除湿のためのドライ運転をしっかりとお勧めしています。
快適な住宅で皆さんの見学も真剣そのものでした。1時間ほど見学をして
今度は弊社のモデルハウスへ移動することに!
この建物完成より既に1年半ほど経過している為、完成直後の建物比べると地中熱
の恩恵を受けているため、建物に入った直後の感覚が少し違うことに皆さん
気づかれているようでした。
同じようにドライ運転して除湿しているのですが、建物内部が更に除湿されて
いるような?かなり強めにエアコンを動かしているような?感じてしまうようです。
1階でお客様のご質問にお答えしている時に現場監督の軒が青ざめた顔で電話を
しながら階段から降りてきました。電話の相手は電気屋さんのようです。
軒『2階が水浸しになってるやけど、これってドレン詰まりやろ?』
チラッと聞こえたのであわてて2階へ、『あっちゃ〜』
除湿用にドライ運転してるエアコンの周りは、かなり広範囲に渡って水浸しとなって
いるではありませんか!
イベントの真っ最中でしたので、スタッフ一同必死になって吹き掃除をしましたが
床にはシミ・壁にもシミ・オーダー家具にもシミと結構ダメージは大きかったです。
この現状を見て、何処からともなく聞こえてきたのが、
『除湿運転が仇となってしまったのね』
いや〜お恥ずかしい その通りでございます!!!
とんだトラブルもありましたが、何とかイベントも終了し解散しましたが、
原因の究明がその日できずに帰りましたので、気になって仕方がなかったのですが、
朝一番から監督の軒と電気屋さんが現場で原因を探しましたが、どうやらドレン
(室内の湿度を液体にして外部に排出するルート)の目詰まりのようで、ごみの塊
のようなものがドレン配管を塞いでいたようです。
電気屋さん曰く、
『ドレンの詰まりはよくあるよ 以前に一度ドレン配管内部にアマガエルが侵入して
オーバーフローして同じように水浸しになったこともあったから・・・・』
なんと原因はアマガエル! そんなこともあるんや!
復旧のための代償はかなり高くついてしまう結果となりましたが、冷静に考えれば
お客様の家でなくて良かったです。もしお客様の家でこのようなことが起こって
いたら・・・・・・考えるだけで怖〜くなりました。
今回の教訓!!
ドレン配管は空中で切断すべし!決して土に接することなかれ! です。
また、良い経験ができました。
バス見学会に参加されたお客様へ!
私と監督があたふたとしてしまい落ち着きのない見学会となり
申し訳ありませんでした。
それでは!!