建築確認
こんにちは池田です。
突然ですが、住宅業界は今大変です。
何が大変なのか？
工事着工前に必ず必要となる建築確認済書の
申請が通らないのです。
建築確認済書ってのは、これから建てる住宅が
法律に合致しているものか、どうかを審査する書類
なんです。
昨年の構造設計による耐震偽装が発覚し、
大きな社会現象となった事での対処のようです
が申請の考え方が今まで大きく変わったことで
処理がスムーズに行かないようで、遅れている
ようです。
通常お客様と打ち合わせが始まるときに完成引渡し
時期を逆算して、長い長い打ち合わせが始まるのですが
やっとの思いで完成したプランで
『さぁ 確認申請するぞ！』
って時に、全く申請に要する日程が変わってしまい
着工時期が読めなくなってしまうんです。
着工時期が読めなくなる＝つまり遅れるって事ですから
当然普通に考えると、引渡しまで伸びてしまいます。
ところがお客様の都合はそうはいきません。若干の
時期が遅れても大丈夫なお客様もおられますが、
無理が出来ない方が圧倒的に多いのです。
もちろん、お客様の予定を出来る限り守りたいので
ついつい無理をしてしまいます。
しかしその小さな無理を積み重ねると大きなミスが
生まれます。
それがとっても怖いのです。
それでなくとも金利上昇ペースが速くなったり
建材原価の高騰の影響で家づくりの予定を
早められているお客様が多いこの時期に更なる
追い討ちが今回の件です。
６月２０日に新制度になった影響でどこもかしこも
『確認がおりひんねん（通らない）』
と悲鳴を上げているようです。
おそらく数ヶ月で落ち着くとは思いますが、
いきなり前振りなしに起こった出来事に
戸惑っています。
しかし、申請が厳しくなると言うことは建築業界
全体レベルアップと考えれば、決して悪い事では
ありません。
そう思うことで納得させる事にしておりますが、
できればもう少し前に情報が欲しかったな〜 と
言うのが本音です。
確認申請の遅れでご迷惑をおかけしている皆様
申し訳ありません。
たぶんもうすぐ下りてくるんじゃないか？・・・・たぶん
と思いますので今しばらくご辛抱ください。
